歩き方に隠れた
“姿勢のゆがみ”と“疲れ”の
知られざる関係とは?

姿勢のゆがみが疲れの一因に!?

毎日しっかり寝ているのに、なんだか体がだるい、集中力が続かない。その「いつもの疲れ」は、知らぬ間に進行している「姿勢のゆがみ」が原因のひとつかもしれません。
近年、猫背や反り腰といった不良姿勢への関心が高まっています。 その理由として考えられるのが“姿勢のゆがみによる健康への悪影響”。
そんなことはわかってるよと思う方も多いかもしれませんが、じつはその関係は十分に解明されていなかったのです。

姿勢のゆがみが疲れの一因に!?

疲労と姿勢には、
一体どういう関係があるの?

スマホやデスクワークなどで、気づかないうちに疲れをため込みやすい私たちの暮らし。疲れを感じやすい現代人の生活に寄り添うため、花王は姿勢と疲れの関係の研究に着手。

その関係を突き止める上で着目したのが
「歩いているとき」。

人は歩いているとき、
骨盤や股関節など
姿勢のゆがみが
浮き彫りになるという事実

「よい姿勢」というと静止状態のイメージですが、私たちは常に動いて生活しています。
「きをつけ!」と言われたら良い姿勢を意識しますが、24時間のうちその姿勢でいることなんてほんの一瞬の話。そう考えると、歩行中こそ筋肉や関節の動きのクセが出て、姿勢のゆがみがより現れやすくなると考えられます。

止まっているときは姿勢よくできる。 でも! 歩行中は骨盤や関節の左右差があらわに・・・

「歩行中の身体アライメント(骨格や関節、筋肉などの位置関係やバランスのこと)」こそ着目すべきポイント!

歩行時の姿勢を瞬時に見える化!

たった8歩で、
骨盤や脚の動き方を
細かく分析できる
Walk Coordinator™️技術

花王が開発した「Walk Coordinator™(ウォークコーディネーター)」技術は、スマートフォンをお腹にあててわずか8歩歩くだけで、 3軸加速度センサーによる1歩行周期データ(片足が接地してから次に同じ足が接地するまで)を用いて、骨盤や脚の動き方を細かく分析します。

この技術によって、
個人の歩行パターンに表れる
ゆがみの特徴を数値化・分類

ついに科学が実証!
「疲れやすい人」と
「姿勢のゆがみ」
を結ぶ明らかな関係 

Walk Coordinator™技術を使って919名の歩行データを取得し、身体アライメント(姿勢のゆがみ)に関係する52項目を抽出し、そのゆがみのレベルでマッピングした結果(→図1)、3つの主なタイプ(A、B、C)に分類できることが判明。

姿勢のゆがみの程度で特徴的な3つのグループに分類 図1.身体アライメントのゆがみタイプ分類 さらに!

2024年に行った196名の慢性疲労スコアと歩行測定データを併せて分析したデータを重ね合わせることで、ゆがみと疲労に明らかな関係があることがわかりました。

Aグループ ゆがみが“少なく”、疲労度が低い Bグループ AとCの中間にあたる Cグループ ゆがみが“目立ち”、疲労度が高い

*1  20~87歳の男女を対象として2023年6月に実施した弘前COI(岩木健診)の データを活用

*2  変分オートエンコーダー(VAE)による機械学習とt-SNE(t-distributed Stochastic Neighbor Embedding)アルゴリズムを利用して2次元に圧縮

*3  2024年11~12月、 30~59歳の男女を対象に2024年11~12月に実施した観察研究のデータを解析。慢性的疲労度は、米国疾病予防管理センターが慢性的疲労症候群などの診療で推奨しているChalder Fatigue Scale法(チャルダー疲労スケール)を用いて合計スコア(0~42)で評価

Aグループ ゆがみが少なく、疲れにくい♪ Cグループ ゆがみが目立ち。疲れやすい・・・ 図1.身体アライメントのゆがみタイプ分類

姿勢がゆがんでいると、筋肉が必要以上に働くため、疲れやすくなる可能性があることが分かってきています。 姿勢のゆがみによって、筋肉にムダな力がかかり疲労を招く可能性!

【根拠論文】
Lu L & 他, 2020. PMC (open access)
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7579401/?utm_source=chatgpt.com

金沢大学 理工学域・他研究グループ(西川裕一他)
https://www.hiroshima-u.ac.jp/system/files/198195/【プレスリリース】頭頚部前方位姿勢による疲労感は僧帽筋の過剰な筋活動に起因することを発見!.pdf?utm_source=chatgpt.com

骨盤、股関節、体幹…
姿勢のゆがみを
ケアするには、
エクササイズや
姿勢補整グッズがおすすめ!

例えば・・・ アーチサポートインソールなど

「姿勢が悪いよ」なんて言われても、なかなか直せないのが人間の性。骨格や筋肉の使い方のクセが固定され、一瞬意識してもすぐに悪い姿勢に戻ってしまいがちです。
エクササイズなどによって、歩き方や座り方のクセを改善し、負担のない体の使い方を目指しましょう。
「エクササイズは続かない…」という方には、椅子、ベルト、アーチサポートインソールなどの姿勢補整グッズの活用もおすすめです。

花王では、身体アライメントのゆがみがアーチサポートインソールによって補整できる可能性にも着目しています。

花王 | 歩行中の身体アライメント解析から姿勢を把握、身体アライメントのゆがみは疲労の一因となる可能性を確認

立つ、歩く、座る、
暮らしのさまざまなシーンで
正しい姿勢への意識を

正しい姿勢を目指して、より元気な毎日を。

こうした結果は、姿勢のゆがみや疲労の感じ方が、私たちの歩き方と深く関係していることを示しています。一人ひとりが自分の体の動きに目を向け、正しい姿勢を意識することが、日々の疲れに向き合う第一歩になるかもしれません。

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