紫外線・UV対策<スキンケア編>

美しさキープのために、知ってほしい紫外線情報

「紫外線」って何?

紫外線には、主に「UV-A」と「UV-B」があります。
紫外線によって肌が赤くなったり、シミができることはよく知られていますが、その主な原因は、「UV-B」。
一方、「UV-A」は肌の奥深い部分にまで届き、長時間浴びると、ハリや弾力が失われる原因になってしまいます。しかも、「UV-A」は、窓ガラスをもすり抜けて侵入してくるため、室内でも油断は禁物です。

図:紫外線UVーAとUVーBの、肌の内部への届き方と影響のイメージ

UV対策の効果はどれくらい?

UV対策を毎日きちんとするほど、将来のシミ・ハリ低下のリスクは低くなる傾向が見られます。キレイな肌をキープするためにも、毎日のUV対策を習慣にすることが大切です。

■UV対策意識の違いとシミ・ハリ低下の肌外観比較

  • 写真:シミが少なく、ハリのある肌の事例

    UV対策意識の高かった66歳女性の肌

    (出典:花王)

  • 写真:シミがあり、ハリの低下が見られた肌の事例

    UV対策意識の低かった66歳女性の肌

    (出典:花王)

美ライフアドバイザー ビビコさんからのコメント

UVケア商品や帽子、日傘などを
上手に使うといいわよ。

UV対策は1年中した方がいいの?

ハリ低下の原因にもなるUV-Aの積算量は、夏よりも秋から春の方が多いのです。
体は衣服でも隠れますが、顔は夏以外も紫外線にさらされていますから、夏の努力を水の泡にしないためにも、同様にUV対策は続けましょう。

グラフ:UVーAの季節変動(月別)、 1990年以降の10年間の平均値(平塚) データ提供:東海大学総合科学技術研究所 竹下秀准教授

表:UVーAの季節別積算量の比率 夏(5〜8月)42%、夏以外(9〜4月)58%

美ライフアドバイザー ビビコさんずアドバイス

美ライフアドバイザー ビビコさんずアドバイス

美ライフアドバイザー ビビコさんずアドバイス

“うっかり日焼け”にご用心!

日差しが弱いと感じる季節でも、8月と同じ位のUV-Aが降り注ぐ日があるって知っていましたか?
“うっかり日焼け”をしないように一年中UV対策しましょう。

日焼けした肌色の戻りは年齢でかわるの?

夏に日焼けをした肌の色は、若いほど早く戻りやすく、年齢を重ねるにつれて回復は遅くなります。グラフからもわかるように、夏の終わりの9月時点での肌の色を基準にすると、60代の肌の明るさは半年後もあまり変化していません。
白い肌でいるためには、今からUV対策をして、焼かないように心がけましょう!

グラフ:9月を基準としたときの年代別の半年後肌色改善度合い(花王調べ)

UV-Bによってできる「シミ」と「肌のターンオーバー」の関係

通常、紫外線を浴びると生成されるシミのもと「メラニン」は、肌のターンオーバーによって外に排出されます。
しかし、ターンオーバーは年齢を重ねるにつれてサイクルが遅くなるため肌に生成された「メラニン」は残りやすくなっていきます。

  • 表皮が新しく生まれ変わること。一般的には約28日周期で行われることが知られています。

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