2025年11月25日
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毎日使うキッチン。シンクやコンロと違って手が届きにくいレンジフードや換気扇の掃除は、つい後回しにしてしまいがち。面倒な掃除ですが、汚れに合わせた専用の洗剤とちょっとしたポイントを押さえて、大掃除のときだけでなく、汚れがひどくなる前のお手入れを習慣にしませんか?
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※レンジフード・換気扇の取扱説明書を事前にご確認ください。
※商品は必ず使用前に使い方と使用上の注意をよくお読みください。

レンジフードや換気扇は長期間掃除をせずに放置すると、気付かないうちに問題が発生していることも。
例えば、油やホコリが蓄積してフィルターが目詰まりを起こしたり、プロペラやファンに油汚れが付着していると回転のバランスが崩れて、モーターの軸に負担をかけ、異音の原因になることもあります。 また、内部に汚れがたまって目詰まりを起こすと、換気効率が悪くなり、うまく換気できずに油煙が広がってしまうこともあるようです。特にオープンキッチン(アイランドキッチン)のご家庭では、リビング全体に油を含んだ空気が広がり、ベタつきの原因になりかねません。
油汚れが付着しても、最初は粘度が低くサラサラなので、まだ汚れを落としやすい状態です。
ただ、6ヶ月を過ぎると、次第に油が変性して材質への付着力も強くなり、ガム状に固まって落としにくくなります。
変性油汚れは、溶剤や発泡剤などを主成分とする洗浄剤を使って除去することができます。住宅用の強力洗剤「マジックリン ハンディスプレー」を使うと、しつこい油汚れを泡が浮かせて分解。手軽にスッキリ落とせます。

時間が経ったガンコな油汚れは食器用洗剤ではなかなか落ちません。専用の洗剤を使いましょう。
まずは掃除に必要なアイテムを用意します。
[必須アイテム]
[あると便利なもの]
掃除用スポンジ、ティッシュペーパー、古タオル、歯ブラシ、割りばしor不要なプラスチックカード、古新聞、大きなポリ袋

レンジフード・換気扇の掃除にかかせない必須アイテム

揃えておくと便利なアイテム
安全に掃除するため、以下に気を付けましょう。

汚れた部品を置くときや、掃除中に汚れや洗剤液が落ちたときのために、古新聞などをレンジフードや換気扇の真下、周囲の調理台、床に敷いておくとよいでしょう。
また、外したネジは転がりやすいので、小皿やコップなどに入れておけば紛失を防げます。

フィルターやファンなどの取り外せる部品を取り外します。
レンジフードには深型(ブーツ型)・浅型(スリム型)などのタイプがあります。ご家庭によってタイプが異なるため、各部品の詳しい取り外し方はレンジフードの取扱説明書を参照しましょう。
ここでは、一例をイラスト付きで紹介します。

フィルターを上にずらして外します。

■ワンタッチタイプ
ボタンを押して、シロッコファンを取り出します。
■ネジタイプ
① 4カ所のネジを回して外し、ベルマウス(円盤)を外す。

② 中央にあるファン固定用のツマミを時計回りの方向に回して*外し、シロッコファンを引っ張って取り出す。
外すときにファンが落ちてくる場合があるので、必ずファンを押さえながらツマミを緩めるようにしてください。


整流板の外し方は大きく分けて2タイプあります。
■ストッパーを外すタイプ
① 整流板を上に押し上げながら、左右にあるボタンやレバーを下に押し、ストッパーを外す。

② 整流板を両手で支え、ゆっくりと下ろす。

③ 整流板の中心部を持ち、斜め上に押し上げることで、整流板を外す。

■手前にずらすタイプ
① 固定している左右のネジをゆるめ、整流板を手前にずらし、ネジがだるま穴の中心部にくるようにする。

② 整流板を両手で支え、ゆっくりと下ろす。

③ 整流板の中心部を持ち、斜め上に押し上げることで、整流板を外す。

フィルターの外し方も大きく分けて2タイプあります。
■フィルターをずらすタイプ
フィルターをずらして外します。
■留め具を外すタイプ
留め具を外してフィルターを外します。
■ワンタッチタイプ
ボタンを押して、シロッコファンを取り出します。
■ネジタイプ
① 4カ所のネジを回して外し、ベルマウス(円盤)を外す。

② 中央にあるファン固定用のツマミを時計回りの方向に回して*外し、シロッコファンを引っ張って取り出す。
外すときにファンが落ちてくる場合があるので、必ずファンを押さえながらツマミを緩めるようにしてください。

取り外したフィルターやファンなどの部品をシンクの中に入れ、「マジックリン ハンディスプレー」を直接スプレーします。5分ほどおいて汚れを浮かせてから水で洗い流し、しっかりと乾かしましょう。


こびりついた汚れは一度では落ちない場合があります。繰り返して落とす方法もありますが、掃除の前に、割り箸や要らなくなったプラスチックカードなどでこそげ落としておきましょう。このひと手間で後の掃除がラクになります。

レンジフードのフィルターや換気扇のプロペラなど、洗ってもなかなか落ちない蓄積汚れには、シンクや大きめの洗い桶を使ったつけおきがおすすめです。
① 水が漏れないように、シンクの排水口のフタをポリ袋にくるんでフタをし、40℃程度のぬるま湯を半分くらい入れます。フタがない場合には、大きめのポリ袋をシンクや洗い桶の内側に広げ、中に40℃程度のぬるま湯を張ります。ポリ袋を使えば、シンクがベタベタにならず後処理も楽になります。
② ①のぬるま湯に「マジックリン EXPOWER こびりつき汚れ用つけおきパウダー」を振り入れ、かき混ぜて溶かします。(水5Lあたりキャップ約1杯)
③ ②にフィルターなどの部品を、汚れのひどい面を下に向けて1~2時間程度つけおきします。

④ つけおきした部品を、スポンジや使い古した歯ブラシなどで軽くこすり、汚れを落として水で洗い流します。

レンジフードなどの取り外せない部分は、「マジックリン ハンディスプレー」をスプレーした布で、汚れた部分を拭き取ります。最後に十分水拭きをして、乾かしましょう。

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目より高い位置の汚れに直接スプレーしないでください。洗剤液の飛沫が目に入る恐れがあります。
せっかく掃除したレンジフードや換気扇は、できるだけキレイに保ちたいですよね。そのためには、汚れの軽いうちにこまめに掃除することがポイントです。油汚れが変性する前に、半年に1度はお掃除するとよいでしょう。
整流板付きの浅型タイプなら、オイル受けに油がたまるので、定期的に油を捨てて整流板を拭くように心がけましょう。
また、日頃の油汚れの付着を防ぐ工夫も大切。フィルターに市販の不織布のレンジフードフィルターを取り付けると、油をガードして、本体の汚れを抑えることができます。汚れたら交換するだけ、毎回フィルターを外さなくてもいいので手間が省けます。(外付けフィルターの使用がNGな場合もあるので、必ずレンジフード・換気扇の取扱説明書をご確認ください。)
日頃からのお手入れを、ぜひ試してみてくださいね。
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