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毎日使うキッチン。シンクやコンロと違って手が届きにくい換気扇やレンジフードの掃除は、つい後回しにしてしまいがち。面倒な換気扇掃除ですが、汚れに合わせた専用の洗剤とちょっとしたポイントを押さえて、少しでもラクに掃除しませんか。ぜひ、大掃除のタイミングで実践してみましょう。
INDEX
今回は、“ここだけはやりたい場所No.1”の「換気扇・レンジフード」の掃除方法を紹介します。
換気扇は長期間掃除をせずに放置すると、気付かないうちに問題が発生していることも。
例えば、油やホコリが蓄積してフィルターが目詰まりを起こしたり、プロペラやファンに油汚れが付着していると回転のバランスが崩れて、モーターの軸に負担をかけ、異音の原因になることもあります。 また、内部に汚れがたまって目詰まりを起こすと、換気効率が悪くなり、うまく換気できずに油煙が広がってしまうこともあるようです。特にオープンキッチン(アイランドキッチン)のご家庭では、リビング全体に油を含んだ空気が広がり、ベタつきの原因になりかねません。
油汚れが付着しても、最初は粘度が低くサラサラなので、まだ汚れを落としやすい状態です。 ただ、6ヶ月を過ぎると、次第に油が変性して材質への付着力も強くなり、ガム状に固まって落としにくくなります。
変性油汚れは、溶剤や発泡剤などを主成分とする洗浄剤を使って除去することができます。住宅用の強力洗剤「マジックリン ハンディスプレー」を使うと、しつこい油汚れを泡が浮かせて分解。手軽にスッキリ落とせます。
まずは掃除に必要なアイテムを用意します。
[必須アイテム]
・マジックリン ハンディスプレー
・炊事用手袋
・目を保護するためのメガネ
[あると便利なもの]
スポンジ、ティッシュペーパー、古タオル、歯ブラシ、割りばしor不要なプラスチックカード、古新聞
換気扇・レンジフード掃除にかかせない必須アイテム。
揃えておくと便利なアイテム。
安全に掃除するため、以下に気を付けましょう。
◎必ず換気扇のコンセントを外す(電源を切る)。
◎ガスコンロの元栓を閉める。IHクッキングヒーターはメインスイッチを切る。
◎窓などを開けて換気を良くする。
◎炊事用手袋をして、メガネ等を着用。
汚れた部品を置くときや、掃除中に汚れや洗剤液が落ちたときのために、古新聞紙を敷いておくと便利です。換気扇やレンジフードの真下、周囲の調理台、床に敷いておくと良いでしょう。また、外したネジは転がりやすいので、小皿やコップなどに入れておけば紛失防止に!
フィルターやファンなどの取り外せる部品を取り外します。
レンジフードには深型(ブーツ型)・浅型(スリム型)などのタイプがあります。ご家庭によってタイプが異なるため、それぞれの部品の取り外し方は、取扱説明書やメーカーのホームページを参照しましょう。
取り外したフィルターやファンなどの部品をシンクの中に入れ、「マジックリン ハンディスプレー」を直接スプレーします。5分ほどおいて汚れを浮かせてから水で洗い流し、しっかりと乾かしましょう。
こびりついた汚れは一度では落ちない場合があります。繰り返して落とす方法もありますが、掃除の前に、割り箸や要らなくなったプラスチックカードなどでこそげ落としておきましょう。このひと手間で後の掃除がラクになります。
レンジフードなどの取り外せない部分は、「マジックリン ハンディスプレー」をスプレーした布で、汚れた部分を拭き取ります。最後に十分水拭きをして、乾かしましょう。
せっかく掃除した換気扇は、できるだけキレイに保ちたいですよね。そのためには、汚れの軽いうちにこまめにお手入れすることがポイントです。
換気扇フィルターには、市販の外付けフィルターを取り付けても良いでしょう。定期的に外付けフィルターを交換するだけで、本体への汚れの付着を抑えることができます。(ただし、外付けフィルターの使用がNGな場合もあるので、必ずメーカーの情報をご確認ください。)
また、整流板タイプの場合は、定期的にオイル受けにたまった油を捨てて整流板を拭くように心がけましょう。
大掃除のときに時間をかけて掃除するのも良いですが、日頃からお手入れすることで、ぐっとラクに汚れを落とすことができますよ。今まで換気扇掃除に苦労していた方も、初めて換気扇を掃除するという方も、ぜひ試してみてくださいね。
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