
2026年2月24日
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うっかり飲み物をこぼしたり、食事中にソースが跳ねたり…。外出先で服に汚れが付いて困った経験はありませんか?実は、衣類にシミがついて困った経験がある人は7割以上。
でも、“適切な応急処置”を知っておくだけで、外出先でもシミを残しにくくすることができます。大切なのは、慌てず・こすらず・早めに対処すること。
この記事では、外出先で今すぐできる応急処置、素材別の注意点、帰宅後の洗濯方法まで、分かりやすく紹介します。



衣類についた汚れは、時間がたつほど繊維の奥へ浸透し、落ちにくい「シミ」へと変化します。外出先であっても、1分でも早い応急処置が重要です。ただし、慌ててこするのはNG。汚れを広げるだけでなく、生地を傷める原因になります。汚れは押さえるように移し取ることが基本です。汚れの種類(水溶性・油性)によって処置の方法が異なるため、種類に合わせたシミ抜きをしましょう。


こすらずに押さえるようにして、シミをティッシュペーパーなどに移し取りましょう。
シミ抜きを行うときは、外側から中心に向かって押さえるようにするのが基本。これは、シミが外側に広がり、輪ジミになるのを防ぐためです。

携帯用のシミ抜き専用シートなどがあれば便利ですが、持っていない場合でも応急処置は可能です。身近なもので代用しましょう。

除菌・アルコールタイプのウェットティッシュはNG。素材によっては生地を傷めたり、脱色するなどの恐れがあります。
水に溶けやすい性質を持つ汚れは、ティッシュペーパーと少量の水で“押さえて移す”が基本です。
水分が多すぎると逆にシミを広げてしまうことがあります。湿らせる程度に留めましょう。
血液は熱で固まりやすいので温水はNGです。必ず水を使ってください。
YouTube video:シミ抜き 応急処置 水溶性のシミ
油分を含むシミは、水だけでは落ちません。まずは表面の汚れを取り除き、“ハンドソープなどをなじませて落とす“が基本です。
ティッシュの汚れた面を使い続けると、シミが再び服に戻ってしまいます。汚れたら「きれいな面」を当てるよう意識しましょう。
YouTube video:シミ抜き 応急処置 油性のシミ

デリケートな素材は「水・摩擦・洗剤」の刺激に弱く、良かれと思った応急処置が逆効果になることもあります。素材ごとの特性を理解し、無理のない範囲で行いましょう。
これらの素材は非常に繊細で、特に水に弱い性質を持っています。
水を使いすぎると生地が傷んだり、乾いた後に輪ジミになるものもあります。
決してこすらず、乾いたティッシュで汚れを吸い取るだけの最低限の処置に留めます。
鮮やかな色の服やプリント柄の服は、色落ちの危険があります。
水やハンドソープを使うことで、色がにじむ場合があります。
目立たない場所に少量の水とハンドソープを付けてテストし、色がにじむようなら、こすらず、最低限の“押さえる処置”に留めます。
アウトドアウェアなどに多い撥水素材は、水だけでなく汚れも弾く特性があります。
付いたばかりの汚れなら、繊維の奥まで浸透していないことが多いです。
かたく絞ったタオルやウェットティッシュで優しく拭き取れば簡単に落とせます。
応急処置だけでは、繊維の奥深くのシミは落としきれていません。帰宅後はできるだけ早く洗濯をしましょう。
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「洗濯機で洗える」「手洗いができる」マークが付いていれば、自宅で洗えます。
手洗いマーク
の場合でも、洗濯機に「おしゃれ着コース」などのやさしく洗えるコースがあれば、洗濯機で洗えるものもあります。お使いの洗濯機の取扱説明書で確認してください。
家庭で洗えないマーク
が付いている場合は、クリーニング店にお任せしましょう。
●詳しい洗濯表示の見方はこちらから
シミの部分に酸素系漂白剤を塗布またはスプレーしてから、すぐに洗剤を入れていつものように洗濯をします。
YouTube video:シミ抜き 応急処置後 家での洗濯

シミ・汚れの種類によっては、ひと手間加えると効果的な場合があります。
詳しくはこちらから 自宅でできる汚れ別のシミ抜きガイド
クリーニングに出す時は、「いつ、何の汚れがついたか」「外出先でどのような応急処置をしたか」を正確に伝えると、シミ抜きの成功率がぐんと上がります。
外出先でシミがついたときに迷わないよう、ここまで紹介した応急処置のポイントを動画でひとまとめにしました。
YouTube video:シミ抜き 応急処置のコツ·方法


薄めたおしゃれ着用洗剤で「ぼかす」ように叩き拭きをしましょう。


粉末タイプの酸素系漂白剤を使った「つけ置き洗い」が効果的です。
外出先で服に汚れがついても、慌てる必要はありません。大切なのは、汚れが繊維に定着してシミになる前に、できるだけその場で対処することです。自分では落とせそうにない場合や、デリケートな素材で扱いに不安があるときは、無理をせずクリーニングのプロに任せるのが安心です。
お気に入りの一着は、そんな小さな気遣いで長く大切に着られます。
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