猛勉強で資格取得!介護業界に飛び込んだ元タレント・岩佐真悠子さん&西田美歩さんの新たな歩み

「いい顔の、素顔。」は、様々な分野で活躍するゲストをお呼びし、毎日をいい顔で過ごすための工夫や考え方についてお伺いする特集です。株式会社AGRIKOの細田阿也がナビゲーターを務め、ゲストの知られざる素の一面を引き出していきます。
今回は、芸能活動を経て介護業界へと飛び込んだ、岩佐真悠子さんと西田美歩さんをゲストにお招きしました。セカンドキャリアを築くためにどのような努力をしたのか、また介護という、一見、大変そうな現場でどのような働き方をしているのか、前編と後編に分けてお届けします。
前編は、介護業界に興味を持ったきっかけや資格取得について語っていただきました。

※対談のフルバージョンは上のバナーをタップして動画をご覧ください。以下の記事は動画の内容を一部割愛・要約・修正などを行った編集記事です。

芸能界を離れるタイミングで介護士の仕事に出会う

左:岩佐 真悠子(いわさ まゆこ) 右:西田 美歩(にしだ みほ)
2003年にミスマガジンでデビューし、芸能活動を経て現在は日々介護士として働きながら、介護タレント・西田美歩と介護士・岩佐真悠子として2人で介護の魅力や情報を発信している。
YouTube「介護士★西田岩佐」や介護に関するラジオ出演、トークライブなども開催している。

細田
お二人の出会いやキャリアの始まりについて教えてください。

西田
講談社主催の「ミスマガジン2003」のグランプリが真悠子で、私が読者特別賞でした。私は中学生の時から広告には出ていたのですが、グラビアデビューはこの賞からです。

岩佐
心構えができないままに芸能界でのキャリアがスタートしたというのが正直なところでしたね。

細田
そこから同じグループでずっと仲が良かったんですよね。芸能界で活躍された後に、介護業界に入ったきっかけは何でしたか?

西田
芸能界の仕事を抑えて近所でアルバイトをしようと探していた時に、スポーツジムのような施設を見つけました。マシーンが何台か置いてあって、年配の方がスタッフさんと一緒に楽しそうに運動されているのを見て興味を持ったのが最初のきっかけです。ここで働きたいと思い、応募した先が介護施設のデイサービスでした。働き始めたらすごく楽しかったので、真悠子にも話したんです。介護士という職業があって、サービス精神旺盛で人のお世話が好きな真悠子に合うと思うよ、と誘って。

岩佐
最初はあまり興味を持っていなかったのですが、いよいよ芸能界を引退する時に西田がいつも話していたのを思い出しました。西田ができるなら私も大丈夫かなって(笑)。

西田
おーい!(笑)

細田
それまで、お二人は介護についてはどんなイメージを持っていたのでしょうか。

西田
兄が介護士で仕事の話は聞いていたので、大変そうだし自分にできるのかと不安でした。

岩佐
祖母が介護施設でお世話になっていて、なんとなくは知っていましたが、あまり身近には感じていなくて。

細田
そこから介護士になろうとしたわけですが、キャリアチェンジの時にどのような準備をされたのでしょうか。

西田
働き始めてからケアのことをもっと詳しく知りたいなと思い、介護職員初任者研修の資格を取りました。勉強したことで介護のことがわかるようになってきて、働くのがどんどん楽しくなっていったんです。自分の自信にもなって、次のステップの介護福祉士実務者研修の資格を取ってから、さらに介護福祉士の資格を取得しました。
もっと勉強しなくてはいけないし、良いケアをするにはいろいろな知識を学ばなくては、と日々感じています。

勉強が楽しい! 資格取得が自信につながる

ナビゲーター 細田阿也
東京都出身のフリーアナウンサー。中学の頃より始めた芸能活動を経て、裏方・仲介役に惹かれ、サッカーなどピッチリポーター、スポーツMC、ラジオパーソナリティ、ナレーターとして活動。パラレルキャリアとして、女優・小林涼子さんが代表を務め、桜新町・白金に農福連携FARMを運営する株式会社AGRIKOの営業・リクルートを務める。 自身も春から大学1年生・小学6年生の兄弟を育てるシングルマザーとして奮闘中。

細田
介護福祉士は国家資格ですよね。勉強は大変でしたか?

西田
私たちはすぐに芸能界に入ったので最終学歴が中卒ですが、それでも勉強すれば国家資格が取れるのが介護福祉士です。今までに受験の経験がなかったので、どうやって勉強すればいいんだろうというところから始めましたが、興味があることだったので知れば知るほど自分の身になっていって、楽しいという思いのほうが強かったですね。

岩佐
私は最初に介護福祉士実務者研修を取ったのですが、学校に通わず資格を取ろうとすると3年の実務経験が必要なんですよね。資格を取るまでに期間があいてしまうので、もう一回、勉強し直さないと、と思っています。

細田
どんな内容の勉強をするんですか?

岩佐
ケアの方法はもちろんですが、介護保険や、介護の成り立ちなども。実技に直結することは実務でやっているから頭に入ってきやすいんですけど、歴史などはなかなか覚えにくくて。

西田
介護の歴史には、過去の人物がどうやって制度を作ったかという成り立ちが書いてあって、それを見たら感謝の気持ちがあふれて涙が出てきました。

細田
介護福祉士の資格を取って良かったなという実感はありますか?

西田
資格があるだけで周りから信頼されたり、勉強している人だなと思われたりするので、自信もつきますし、自分もそれに見合ったケアをしていかなくてはと、より強い責任感を感じるようになりましたね。

利用者を笑顔にすることが、介護のやりがい

細田
実際に働いてみて感じたことはありますか?

西田
利用者さんは人生の経験がたくさんある方々で、歴史や音楽の話はもちろん、家事のやり方などそれはもう色々なことを教えてくださるんですよ。私の人生自体が皆さんのおかげで豊かになったし、様々なことに気づかせてもらえるので、人として大切なものを教えていただいているという感覚で働いています。
たとえば運動を一緒にやってみて、皆さんの日常生活が少しでも楽になれるようなお手伝いができたらいいなと思っています。私は人を笑顔にしたいと思って芸能界にいたので、私と接している時は少しでも笑っていてほしいですね。

岩佐
最初は肉体的にすごく大変だなと感じていましたが、新しいことを覚えるのが楽しいです。先輩について教わりながら少しずつやり方を覚えていって、その時に「学ぶ」っておもしろいなと思いました。
私は人と話すのがあまり得意ではなかったし、相手の方はご高齢で耳が遠かったり認知症だったりいろいろな側面があります。声かけの仕方には気遣いが必要で、利用者さんが急に怒り出した時は何がいけなかったのかわからず、どんなことを気にされる方なのか、一人ひとりと向き合いながらそれぞれの個性を探るのはなかなか難しいです。でも、昨日は全然お話をしてくれなかった方が今日は笑顔で会話をしてくれたとか、やりがいもあるなと実感しています。
私の声が聞こえづらい方には、表情豊かに話しかけると安心したり理解していただきやすくなったりするので、芸能界で表情筋を鍛えておいて良かったなって思います。
 

細田
介護の現場で、嬉しかったなと思うことは何ですか? 

西田
週に2回、3回と顔を合わせていくと信頼関係が生まれてきて、「今日は西田さんがいて楽しかったわ」とか「足が痛くて来るのを悩んだけど、あなたの笑顔を見たら元気が出た!」とおっしゃってくださるんですよ。そういう時に目の前で「よっしゃ!」とは言えないので、心の中でガッツポーズをして、「ああ、この仕事をしていて良かった」と思いながらがんばっています。

細田
それは感動しますよね。岩佐さんはいかがですか?

岩佐
「あなたいつも元気でいいわね」とか、入浴介助の時に「今日あなたがお当番なの?良かったわ」と言っていただけたりすると、私の顔を覚えてもらっているんだな、信頼されているんだなと思えてすごく嬉しいです。

明るい未来の予感。介護業界の努力とは

細田
喜びもある面、大変さもあるのかなとも思います。厳しいなと感じることはありますか?

西田
認知症のことなど、勉強をすると病気に対する理解がより深まります。そうすると、痛みや辛さを少しでも理解して声をかける意識が芽生えますし、それが利用者さんにとって気が楽になることにもつながります。だから学び続けることが大事だし、仕事なので体力的な面も含めて大変なことはもちろんありますけど、私には大変なことも楽しく感じますね。

細田
どう接したらいいかわからないと身構えてしまいそうですが、学びからアプローチするのは大切ですね。岩佐さんはいかがですか?

岩佐
大変さはもちろんあります。中腰の姿勢が多いので、腰が痛いのは職業病と言ってもいいくらい。スタッフ職員の人数が足りなくて、時間の勝負になってしまうことがどうしても出てきてしまって、そのたびに申し訳ないなと思います。

西田
業務に追われるもどかしさがありますよね。自分がもう一人いたらいいのにと。

岩佐
瞬間移動できたらいいな、とかね。

細田
仕事について、二人で話すことはありますか?

西田
業務が大変な後のビールはすごくおいしいんですよ。一緒に飲みながらたまに愚痴を言ったりとか、こんな良いことがあったよ、という話をしたり、共感することもあったり。介護士仲間って必要だなとつくづく思います。

細田
そういった共感できる仲間がいるのは、励みになりますよね。介護の未来について、期待していることがあれば教えてください。

岩佐
これからご高齢者が増えていく中で介護の人材不足が心配されていて、だからこそもっと楽しめる環境にできたらと思いますね。利用者さんにとっては、食事がおいしいだけじゃなく外に出かけられる機会が増えるとか、気持ちがもっと上がるような介護をしていきたいです。

西田
不安はありますが、介護士として働いてみると希望が見えてきた感じがあります。
色々な施設に行ったり、様々な活動をしている人たちと話したりしていますが、自分らしく最後まで過ごせる環境作りを考えて勉強している方がたくさんいます。それを見ていると、私がおばあちゃんになっても釣りに行ったりお酒を飲みに行ったり、好きなことを叶えてくれそうな期待があって、いい未来になりそう、と予感しています。

介護を快適にするアイテム

細田
介護の現場で働く方々にとって、排泄ケアや、ニオイは悩みの一つだと聞きました。より快適な介護環境を実現したいという想いから、「リリーフ」や「消臭ストロング」といったブランドがあります。

西田
トイレマジックリンとトイレクイックルは、実際にデイサービス施設で使っています!消臭ストロングすごいです、本当にニオイが消えます。

岩佐
アタックとリセッシュもあるんですね!普段の洗濯ではなかなか落ちないニオイがあるので、香りで誤魔化さずに済むのは助かります。

―今回ご紹介させていただいた、「リリーフ」は、はきやすい・はかせやすいおむつです。
少しでも介護をする人、される人の負担を減らし、介護に関わる方々が自分らしく快適に過ごせる日々をお手伝いします。中でも、「上げ下げらくらくうす型パンツ」は、上げ下げのしやすさにこだわった設計で使用者本人の自立をサポートします。
介護士の西田さんも、効果を実感し、オススメの「消臭ストロング」シリーズは、花王独自の消臭成分、尿臭ブロッカーEX配合。ニオイの原因となる分解酵素の働きを抑え、尿臭をもとからブロックします。介護施設だけでなく、在宅介護中の一般のご家庭でも、ご購入ご使用いただけます。

  • 香料中に配合

ヘア&メイク/花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター 形部華、吉谷真由美、濱崎夕生子

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