洗剤で節水? 「キュキュット」から始めるキレイスタイル

洗剤で節水? 「キュキュット」から始めるキレイスタイル

洗剤で節水? 「キュキュット」から始めるキレイスタイル

花王は、「よりすこやかな地球のために」をコンセプトに、地球にいいことに取り組んでいます。今日はその中でもとくに身近な「節水」について、花王・グローバル事業推進センター 事業ESG推進部の遠藤、ハウスホールド研究所・研究員の大村がお話しました。記事を読んでくださる皆さまと一緒に、節水について考えてみたいと思います。

生活者、社会、地球のためにできること

生活者、社会、地球のためにできること

生活者、社会、地球のためにできること

大村さん

(大村さん)はじめまして。私は和歌山市にある花王のハウスホールド研究所に所属し、キュキュットを担当しています。お客様に喜んでいただける洗剤の開発に日々携わっています。

(遠藤さん)私はグローバル事業推進センター 事業ESG推進部に所属しています。事業ESG推進部は、世界のサステナビリティ、SDGsに対してどのように貢献していくかを検討し、推進する部門です。
花王では、持続可能な暮らしを実現するためのESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を2019年に策定しました。「Kirei Lifestyle Plan」では「生活者」「社会」「地球」の3つの観点で花王がすべきことを、19の具体的なアクションとして定めています。例えば「地球」という観点では、ごみや節水などの問題と向き合い、花王の製品を通して地球環境をより良くしていく取り組みを行なっています。

すすぎ時に節水*になるキュキュット *当社従来品比

すすぎ時に節水*になるキュキュット *当社従来品比

すすぎ時に節水*になるキュキュット *当社従来品比

遠藤さん

(遠藤さん)水道水が家庭に届くまでには、浄水場や下水処理場など、たくさんの電力が使われていますよね。この電力を発電するためにCO2が発生し、地球環境に影響を与えています。さらに、入浴や洗濯、食器洗いなどでお湯を使う場面も多いですが、お湯を使うと加熱のためにさらにCO2を発生させます。ですから、毎日の暮らしで使うお湯や水を減らすことが大切です。


(大村さん)そこでキュキュットの出番ですね。食器用洗剤のキュキュットは、従来品に比べて30%程度すすぎ水を削減できることが分かっております。東京都水道局の情報によると、食器を洗う際に水を5分流しっぱなしにすると60L程度の水が流れるとのことですので、それがすべてすすぎに使われたとして、30%=18Lを削減できることになります。
キュキュットは複数の界面活性剤の配合量を最適化して、より油を除去しやすく設計していますので、様々な食品汚れを簡単に落とすことができるんです。洗っている最中は濃密な泡が持続し、すすぐと汚れを含んだ泡がサッと消えるので、すすぎに使う水の量を減らすことができます。

(遠藤さん)同じ洗剤でも食器を洗う過程で泡の性質が変わるんですね。

(大村さん)洗剤の濃度は洗浄中とすすぎ中で違いますよね。濃いときと薄いときにそれぞれはたらきやすい特徴を持った界面活性剤を配合することで、このような機能性を実現しています。

(遠藤さん)界面活性剤は除菌にも有効ですね。最近は衛生意識が高まっているので、キュキュットの除菌機能に着目される方も増えています。
*すべての菌を除菌するわけではありません。

(大村さん)はい。それに、界面活性剤は食器洗いに不可欠な泡立ちや汚れを落とすことに非常に有効で、使わないと実現できない価値を提案できます。環境面においては、環境に排出された際にどれだけ分解されるかという「生分解性」の視点も重要です。花王には化学物質の安全性や環境への負荷を適切に管理する部門があり、非常に厳しい基準で環境への負荷も考慮した界面活性剤を使用しています。

前向きな気持ちで食器洗いをしてほしい

前向きな気持ちで食器洗いをしてほしい

前向きな気持ちで食器洗いをしてほしい

食器洗い

(大村さん)私は「いつ・だれが洗っても1回で落とせる」ことを日々追求しています。それは「洗い物を億劫に感じずに、いつでも好きな料理を作ってほしい」という思いからなんです。節水ももちろんですが、食器洗いに向かう気持ちが前向きになるような洗剤を作って、誰もが自分らしい食生活を送ることができるといいなと思っています。

(遠藤さん)キュキュットができるまでは、食器用洗剤は「どれだけ汚れ落ちを良くするか」という競争でしたよね。キュキュットは、汚れ落ちはあたり前で、その上で「いかに楽しく食器洗いができるか」がテーマです。おかげさまで、早く終わるとか、香りがいいという声をいただき、「楽しく食器洗いをしながら結果的に節水もできる」といういい循環をお手伝いできているのかなと感じます。
*2022年花王調べ N=100

こんなにある!暮らしのなかの節水製品

こんなにある!暮らしのなかの節水製品

こんなにある!暮らしのなかの節水製品

キュキュット

(遠藤さん)花王では、キュキュットの他にも、各分野で節水に取り組んでいますよね。まずは、泡で出てくる洗浄剤。泡立てるための水が必要ありませんから、節水につながります。また、通常の洗浄剤の場合は、泡立てている時間も水は出しっぱなしの場合が多いと思うのですが、最初から泡ならその間の出しっぱなしの水を節水できます。リンスインシャンプーやクレンジングウォッシュなどの2 in 1製品も、2回洗い流す作業が1回で済むので水が少なくて済みます。さらに最近では一般的になりつつありますが、すすぎが1回で済む衣料用洗剤もあります。これも発売当初は画期的な製品として受け入れられました。「メリット」のシャンプーや、お風呂用洗剤の「バスマジックリン」も泡が消えるのが早いので、流す時間を短縮でき、その分節水できます。

(大村さん)SDGsが国連サミットで採択されたのは2015年ですが、花王では1990年代から地球環境に配慮する企業文化が根付いていますよね。「地球環境にとっていいこと」を考えるのは社内では当たり前になっています。

(遠藤さん)炊事や洗濯、掃除や入浴など、生活の多くの場面において花王の製品が関与しています。お客様の生活を担っているからこそ、花王の責任は重いと感じています。サステナブルでキレイ(Kirei)な社会、環境づくりを目指してわたしたちはこれからも前を向いて進み続けないといけませんね。

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