※花王公式noteより
こんにちは、花王 公式note編集部です。
花王の化粧品ブランド「KANEBO」をご存知ですか?「美ではなく、希望を発信する」ことをブランドパーパスに掲げ、“黒KANEBO”の愛称で多くの方から親しまれています。「KANEBO」の商品や広告は、どんな想いで作られているのでしょう・・・。
今回は、「KANEBO」ブランドマネジャーの木津裕美さんにインタビューするとともに、木津さんの魅力についていろんな方に聞いてきました!
「KANEBO」の人気アイテム
INDEX
KANEBOブランドマネジャー木津裕美
<プロフィール>
木津 裕美(きず・ゆみ)
カネボウ化粧品入社後、宣伝部に配属。ブランドのPRや、マーケティングの経験を経て、2021年より花王株式会社 化粧品事業部門 LUNASOLブランドマネジャー、2022年1月よりKANEBOブランドマネジャーに着任。2025年1月よりKANEBO、LUNASOLのブランドマネジャーに就任。
<現在の仕事内容は?>
ブランドを育てていくことすべてに関わる仕事。お客さまにとってどんな存在になりたいか、夢を描きながら、丁寧に具現化をしていく。商品の企画、プロモーション、店舗作り、自社オンラインショップ、カウンセリング内容の策定、アジア拡大戦略など多岐に渡る。
——「KANEBO」といえば固定観念を覆すような商品提案が印象的です。
木津:「KANEBO」は、「美ではなく、希望を発信する」ということをブランドパーパスにしているので、常に挑戦者でありたい思っています。例えば、「ファンデーションは、カバー力はほしいけれど厚塗り感のない仕上がりにしたい」とか、「落ちにくい口紅がいいけど、乾燥感のないものがよい」など、お客さまは両立しにくい機能を求めています。そんな諦めに挑戦していきたいという気持ちで「KANEBO」らしい商品提案にチャレンジしています。
——商品にこめたメッセージもこだわりが詰まっていますよね
木津:はい。美容液は、エイジングケア*訴求が多いなか、幸せを感じたり、心が動いている人の肌ってすごくオーラがあって素敵だな、という視点で考えました。
口紅は落ちにくさやツヤの訴求が多いですが、あえて『そのルージュは黙らない』というコピーに、剤がずっと唇に寄り添い、一日中自信をもって語り続けられる、というメッセージを込めました。そんな想いをお客さまにも共感いただけたとき、挑戦してよかったと、ブランドメンバー全員で感じます。
* 年齢に応じたお手入れ
「KANEBO」広告メッセージ
——木津さんの仕事に対するモットーがあれば教えてください
木津:2つあります。「心を尽くすこと」「軽やかであること」。うまくいかなそうだから、諦めるのではなく、思ったこと、信じていることに対し心を尽くす。反対に、うまくいったからいつも同じやり方をするのではなく、毎回ゼロベースで新しいチャレンジをするように心がけています。常に新しい風を作りたいんです。
ブランドメンバーとの打ち合わせの様子
——周りの方からどんな性格だと言われますか?
木津:超ポジティブ。笑 喜怒哀楽が強いかなぁと思っていて、元気に怒って、元気に悲しんでいます!
ブランドメンバーや周りの方に、共有、相談をして、一人で抱え込まずに言葉に出すことで、みなさんからパワーをもらって超ポジティブでいられます。
——素敵ですね! 実は、木津さんの人柄についていろんな人に聞いてきちゃいました。
まずはブランドメンバーから。
星野:木津さんは裏表のない人です。上の人に対しても、私たち部下に対しても裏表がなく、本当に人の心を掴むことがうまいなぁと思います。木津さんと話しているとワクワクしてきて、やりたいことがたくさん出てきます。これもやってみたいあれもやってみたいというブランドメンバーの気持ちを否定しないので、どんどん新しいことにチャレンジできる気がします。私たちをいつもその気にさせてくれます!
松井:木津さんは逆境さえも楽しむことに変えてくれる人です。通常の仕事を楽しむことはもちろん、仕事の状況が向かい風であっても、追い風に変えてくれるような、力をもっています。
仕事が思うように進まず、気持ちが滅入ってしまっていた時に、「お互い前向きな発言ができたら1ポイント獲得って思って仕事してみない?」と提案をしてくれたり、業務で不安なことを相談した際には、必ず前向きになれる言葉をくださいます。自分のできる限りコツコツと取り組み、楽しみながら業務に向き合っていこうという気持ちにしてくれます。
ブランドメンバー 左:星野 右:松井
——続いて、花王百貨店部のKANEBO営業担当山田さんから
花王・山田:以前、とても大切な商談があった際に、時間を作って現場にかけつけて下さり、「KANEBO」の良さやグローバル展開について熱量高く話してくれました。その場にいた全員をポジティブな気持ちに導き、商談も大成功でした。通常なら担当者で進めるのですが、現場を大切にする木津さんならではの行動だったのではないかと思います。木津さんはその場の雰囲気を前向きにかえてくれる人です。
左:KANEBOブランド エバンジェリスト北村さん 右:百貨店部山田さん
——最後に、木津さんとPR時代から交流の深い、講談社・山田さんからのコメントです
講談社・山田さん:木津さんとはお互い新入社員だった頃から、様々な仕事を一緒にしてきました。 木津さんの魅力といえば、まず、“声の大きさ”ですね!笑 単に声が大きいのではなく、自分の想いや目的、めざす未来を仲間や周囲の人に届ける力がとてつもない。それも上から押しつけるのではなく、ご自身の気持ちや理念を嘘偽りなく共有することで、同僚や仲間、協働している人たちにその先のビジョンや行動を自発的に考えさせるというか……。
講談社・山田さん:打ち出しの強さ、押しの強さがありながら、「聞く能力」「引き出す能力」も突出しているなと感じます。もちろんそこには圧倒的な「突破力」も併せられていて、なかなか稀有な存在だと思いますよ、本当に。常に周りに人が集まる、そしてその人たちが楽しみながら何かを達成できる方向に導く、真のリーダーなのかもしれませんね。
講談社 山田さんとの打ち合わせの様子
——木津とはどのようなことをめざし、どのような取り組みをされてきましたか
講談社・山田さん:一緒に新しい価値を作り、想いをカタチにし、熱量を高めて読者や生活者に届ける対等なパートナーでありたいと思っています。木津さんとは今までその想いや哲学を共有し、「FUNとFAN」を大切にする取り組みをしています!ブランドチームのアイデアをメディア側がただ受け入れるだけでなく、「このアイデアを実現すると、どんな気持ちが広がるの?」「そんな想いを届けるにはこのやり方のほうがいいんじゃない?」といった本当のコミュニケーションを常に続けています。その結果、付録施策やデジタル施策、EC関連、プレゼントキャンペーン、ブランドストーリーの構築と発信などなど、他社さんからも羨ましがられるような成功を積み重ねていると信じています。
講談社「VOCE」の付録施策の一例
——ブランドと取引先という関係を超えて、深い絆の上で一緒に仕事を進められているのですね!
木津:山田さんとは、取組先というより、世の中に共感と感動を伝えていくパートナーだと思っています。ワクワクを生みだすことを一緒に考え続けて、実現が難しいと思った事も、諦めずに果敢に突っ走る戦友って思っています。
——木津さんの魅力をたくさん教えてもらうことができました!たくさんの方が一丸となり仕事をされているのですね。
木津:はい!「KANEBO」は、ブランドチームだけはなく、関係部署や、社外のパートナーの皆様と、同じ志と夢を持つことができてこそ、お客さまに希望を届けることができると思います。踏襲型の宣伝、施策、活動、、、にとどまらないチャレンジを大切にしています。美容の力を心から信じて、同じ想いをもつ皆様と共に、ブランドを輝かせていきたいと思っています。
——最後に木津さんにとって仕事とは。
木津:「HOPE」です。世の中にワクワクを届けていきたいです。
ブランドのファンをさらに増やしていきたいですが、お客さまとの絆を大切にするブランドでありたいと思っています。店舗やオンラインで、各タッチポイントに合わせた絆づくりにこだわり続けたいです。
美容は、美しくなりたいという気持ちを超えて、美しくならなければならないと思うと苦しくなる側面もあると思います。そんな固定観念を打破して、化粧品を手にした人それぞれが日々を幸せに楽しく生きていくためのパートナーになれるような存在になりたいです!
KANEBOブランドメンバー
周りの方を巻き込むパワーや、いきいき働く姿がとても素敵でした。忙しくても元気で笑顔を絶やさない木津さんに、私もいつも励まされています!まさにパワースポットのような木津さん♪これからも“希望”を発信する「KANEBO」の取り組みが楽しみです!