嬉しいご報告!つめかえパック水平リサイクル 続報お待たせしました!

嬉しいご報告!ついに“おかえり”が言える日が来た!

<プロフィール>

立浪さん
包装技術研究所 リサイクルプロジェクトメンバー
2018年より、フィルム容器のリサイクル研究に携わる。
 
若林さん
包装技術研究所
『おかえりつめかえパック』の容器評価を担当。


おかげさまでようやくお披露目!『おかえりつめかえパック』

長年不可能とされていた、“つめかえパックの水平リサイクル”。
しかし、ついにこのたび使用済みのつめかえパックを原料の一部に含んだ、リサイクルつめかえパックの商品が発売されることに! その名も『おかえりつめかえパック』です。

「これは社会にとっても嬉しいニュース。大きな一歩がやっと踏み出せた感じがします。これまで回収に参加してくださった多くの皆様にも喜んでいただきたいです」とPR担当も喜びの声をあげています。

実は、つめかえパックの薄いフィルムはたくさんの異なる素材から成り立っています。その理由は、温度や湿度、紫外線などから中身(内容物)をしっかり守る必要があるから。そして、これこそが“つめかえパックの水平リサイクル”を難しくさせる大きな要因でもありました。試作品を完成させるまでにも数々の壁があり、研究員たちは試行錯誤を繰り返していました。
 
これまでの奮闘の様子はこちらからご覧になれます。
つめかえパックの「運命を変える人」連れてきた。編
実現不可能と言われていたつめかえパックのリサイクルが動き出した!
 
そして今回は、商品の量産化に向けて、研究員たちが立ち向かってきた難題をご紹介します。


立ちはだかった量産化の壁

量産化の壁その1:フィルムの表面に謎のプツプツ出現

フィルムの表面にプツプツとした凹凸ができてしまうことが明らかになりました。使用済みつめかえパックに含まれていたナイロンやPETが小さな塊になっていたことが原因です。

「解決するために、使用済みつめかえパックを溶かすときの温度を変えたり、レーザーフィルターでより細かい目のふるいにかけたりして、とにかく奔走しました」(立浪さん)

量産化の壁その2:難関!商品合格判定に挑む

商品として出荷するためには、あらゆる商品評価が必要になります。もちろん、そのすべてをパスしなければなりません。一部ですが、評価ではこんなことをチェックします。


  • ・長期間置いても大丈夫か?
  • ・潰されても大丈夫か?
  • ・引っ張られても大丈夫か?
  • ・落としても大丈夫か?
  • ・暑い中/寒い中でも大丈夫か?
  • ・輸送中も中身がもれないか?
  • ・中身(洗剤)をしっかり守れているか?

気になる商品評価の様子をお伝えすべく、PR担当が現場に潜入してきました。

強い力で引っ張られても大丈夫か、を調べる引張(ひっぱり)評価では、つめかえパックのフィルムの一部を使い、機械で上下に挟んでからじわじわと引っ張ってみて、その耐久性を確かめます。また、高温状態での保管評価では、一定の高温環境に保たれた装置の中で長期間保管。変化が起きないか調べていきます。
こうした評価を見事すべてクリアし、皆様のもとへお届けできるようになったのです!


ここがゴールではありません!

『おかえりつめかえパック』に充填されたアタックZEROは、2023年5月29日より数量限定で発売を開始※1しています。

※1 一部店舗限定での取り扱いです。売切れの場合はご容赦ください
※1 充填されているのは「アタックZERO」通常品と同じものです

「ぜひ多くの皆様に手に取っていただきたいです」(PR担当)

「実はまだ通過点に過ぎないです。ごみゼロ社会を目指して、使い捨てるプラスチックの量を減らし、循環させて繰り返し使えるような未来をつくるために、まだまだ僕たちも頑張ります!」(立浪さん)

お買い物のときは、ぜひつめかえパックを選んでいただき、そして使い終わったつめかえパックはプラごみ回収※2へ。ごみゼロ社会の実現に向けて、皆様のご協力もよろしくお願いいたします。

※2 プラごみの廃棄については、各自治体の指示に従ってください。


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