突然ですが、みなさんは「ボッチャ」というスポーツをご存じですか?
ボッチャは、年齢や性別、障がいのあるなしに関わらず、すべての人が一緒に競い合えるスポーツです。花王は、そんな“誰もが楽しめる”というボッチャの競技理念に共感し、2019年6月より一般社団法人日本ボッチャ協会のゴールドパートナーを務めています。
今回は、花王PR担当のRINGOとYUUKIが実際にボッチャを体験!日本代表選手と共にボッチャの魅力をご紹介します。
ボッチャはヨーロッパ生まれのスポーツで、パラリンピックの正式種目となっています。重度脳性麻痺の方や同程度の四肢重度機能障害のある方のために考案されました。

ボッチャは、ジャックボールと呼ばれる白いボールに、赤・青それぞれ6つのボールをどれだけ近づけるかを競います。コートのサイズはバドミントンダブルスとほぼ同じで、ボールの投げ方は自由。投球が難しい場合は、ランプ(勾配具)という競技用具を用いて投球します。
試合形式は、個人戦・ペア戦・チーム戦の3種類。どの試合でも同じコートを使用し、スローイングボックスと呼ばれるエリアからボールを投げ入れます。

基本のルールは以下のとおりです。
ジャックボールに最も近いボールのチームが、そのエンドを制します。ジャックボールに近いボールの数だけ得点を獲得(1個=1点)。以下の場合は赤が2個あるので、2得点で赤チームの勝利です。

今回は、特別ゲストとして日本代表の廣瀬隆喜選手(パリ2024パラリンピック銅メダリスト/第26回日本ボッチャ選手権2位)と、一戸彩音選手(パリ2024パラリンピック7位入賞/第26回日本ボッチャ選手権1位)が登場!
廣瀬選手&RINGOの赤チーム、一戸選手&YUUKIの青チームに分かれ、特設のミニコートで4エンドマッチをすることに!

先攻は赤チーム。まずは起点となるジャックボールを投げた後、廣瀬選手のアドバイスによりRINGOが赤ボールをジャックボールの真横にピタリと付け、好スタートを切りました!

続いて青チームも負けじと投球。距離は互角で、判定の結果わずかに青が近く、次は赤チームの投球で始まります。
青チームの一戸選手はランプを使った投球で、初球からジャックボールに“ビタビタ”に止める正確なショットを披露。その後も、積極的な攻撃により青チームが試合を優位に進め、第1エンドは3対0で青チームが先取しました。

第2エンド、赤チームが攻勢に出るも、一戸選手がジャックボールを弾き飛ばし、形勢逆転。直後にスーパーショットを決め、5対0で青チームの大幅リードとなりました。
第3エンドは、一進一退の攻防が続くものの終盤で奇跡が……!RINGOがジャックボールの上に赤ボールを乗せるミラクル・ライジングショットを見せ、第4エンドに望みをつなぎます。

迎えた最終第4エンド。青チームと赤チームのボールがほぼ同距離となり、審判が計測。わずかな差で青が優勢となりました。
その後も青チームは一戸選手の采配で強気の投球を続行。廣瀬選手の意地のショットも届かず、青チームがさらに3点を追加し、試合は青チームが勝利を収めました!

対戦を終えたRINGOは、すっかりボッチャの楽しさに魅了されたようです。
「初心者ですけれど想像以上に楽しかったです!ボール1個でガラッと逆転したり、チーム内で相談したりしながら戦えるのもボッチャの魅力だなと思いました」(RINGO)
「毎回局面が大きく変わるので、自分もやっていてすごく楽しいです。最後の最後まで勝敗が決まらないのがボッチャの魅力だと思います」(廣瀬選手)

「そうですね。あと、子どもから大人まで、どんな方とも同じルールと同じコートで一緒に楽しめるのもいいですよね!」(RINGO)
「そのとおりです!ボッチャは誰でも簡単に楽しめる“インクルーシブ”なスポーツです。限られた人向けのスポーツではなく、誰もが一緒に楽しめるスポーツ。それをぜひ伝えたいです!」(一戸選手)
「私も実際やってみて、ボッチャの懐の深さを感じることができました」(RINGO)

ボッチャは、年齢や経験を問わずみんなで楽しめるスポーツです。
応援はもちろん、もし体験できる機会があったら、ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。