
自分のことはなんとなくわかってきたけれど、男性のこととなると、意外と知らないことも多いもの。
このコーナーでは、男性のこころとカラダの変化や悩みを知ることで、身近な人への理解を深めるヒントを探していきます。
今回は、男性の肌悩みランキング上位の「青ひげ」について、手軽に取り入れやすい対策メイクを紹介します。
お悩みのパートナー、ご友人がいらしたら本記事をシェアしてあげてくださいね。

男性の肌悩みとして、たびたび挙がる「青ひげ」。
ひげを剃ったあとでも口まわりが青く見えてしまうことを指しますが、花王が15~49歳の男性3,000人を対象に実施した調査(2023年)では、男性の理想とする肌状態として「ひげ剃り跡が目立たないこと」は第2位にランクインしました。
青ひげは多くの男性が抱えている肌悩みなんです。
青ひげの見え方は毛の濃さだけでなく、肌とのコントラストや日々のひげ剃り方法など、いくつかの要素が関わっています。
ひげを剃った直後の朝は大丈夫としても、夕方になるにつれて再び目立ってくることもあり、完全になくすのが難しいと感じる人も少なくありません。
2026年に実施した別の調査では、青ひげに悩んでいる男性2,210人に青ひげへの対処法を聞いてみると、「何も行っていない」方は3割以上いました。
この中にはどうすればいいのかわからない方だけではなく、いろんな対処を試してきた結果、今は何も行っていないという方もいそうです。
何らかの対処をしている方々の中で最も多かったのは「深剃り」で、約7割の方が実施していました。(図1)
できるだけひげの根元から剃りたい気持ちはわかるものの、肌への負担につながることもあります。
そのほかの対処法としては、「ひげを生やす」「医療脱毛・エステ脱毛」「家庭用脱毛器の使用」などを選ぶ方も見られました。
中でも「ベースメイクによるカバー」は、10・20代では他の年代に比べて選ぶ方が多いことがわかりました。

(図1)

青ひげが気になっても、特別なことを始めるのはハードルが高いもの。
日々のスキンケアや生活習慣も、肌の状態を整える要素ではありますが、どれだけ気をつけても完全にはぬぐいきれない青ひげ悩みには、「ベースメイクで自然に見え方を整える」という選択肢もあります。
とはいえ、メイクと聞くと少し抵抗を感じる方も多いかもしれません。
青ひげ対策にベースメイクを使用していない理由を67名の方に聞いてみると、「メイクをすることに、まだ抵抗や恥ずかしさがあるから」「化粧をしていると周りにバレるのが怖いから」という声が多く挙がりました。
「きれいに塗れる自信がなく、不自然になりそうだから」という方もいらっしゃいました。
そこで今回は、普段のひげ剃り後に“簡単に”青ひげを目立ちにくくするベースメイクをご紹介します。
今回ご紹介するのは、補色理論に基づくアプローチです。
青みがかったひげ剃り跡にはオレンジカラーの化粧下地を使うことで、青みを目立ちにくくできるという考え方。(図2)

(図2)
そこで、花王株式会社ビューティリサーチ&クリエーションセンターのメイクアップアーティスト 三国屋陽介さんを講師に迎え、年代も肌質も異なる4名の男性を対象に、スキンケアの方法やオレンジカラーの化粧下地でのベースメイクについて体験してもらいました。
まずはスキンケアで肌を整えることの大切さについて教えていただきました。
肌を整えてからメイクをすることで、よりなじみやすくなるそうです。

スキンケアの後にオレンジカラーの化粧下地のつけ方のレクチャーが始まります。
つけ方といっても、手の甲に米粒大のクリームを出し、指先にほんの少しつけて、ポンポンと軽くなじませるようにつけるだけという、とてもシンプルなステップ。
参加者の皆さんからは、「こんなに簡単なの?」と驚きの声が上がりました。
スキンケア・メイク前後の写真を見比べてみると、ひげの剃り跡が目立ちにくくなっているように見えます。(図3)

(図3)
参加してくださった皆さんに気持ちの変化を聞いてみました。

Aさん
「年齢を重ね、日焼けが気になるようになりました。
今回やってみた青ひげへのポイント的なメイクは、思っていたよりもお手軽で実践しやすいので、出社するときにはやってみようと思います。」

Bさん
「最近オープンな場に出ていく機会が増えてきたので、こうして取り入れやすいメイクをするのはいいなと思いました。
自然に見える塗り方のコツも教えてもらえてよかったです。
こうしたレクチャーの機会があると、他の人も試しやすいんじゃないかな。」

Cさん
「周りの仲間とメイク用品の話になって、自分も興味をもっていました。
ただ、何を選んだらいいのかわからない状況で…実際にやってみると手順もシンプルで、これなら続けてみようと思えました。
出社時だけではなく、土日の奥さんとのデートのときにもやってみたいです。」

Dさん
「青ひげ対策に“メイク”と聞くと少しハードルを高く感じてしまっていたけど、いざやってみたらとても手軽だし、ひげの剃り跡が以前より気になりにくく感じました。
こうして整えてみると、自分の気持ちも上がっていいなぁと思います。
社外の人と会う仕事のときや飲み会のときにやってみます!」
青ひげは、完全になくそうとするとハードルが高く感じることもあります。
一方で、日々のメイクでのケアによって見え方や感じ方が少し変わることもあるようです。
大きく変えるというより、今の習慣に少しだけ手をかけてみること。
それだけでも、「気になる」が「気になりにくい」に変わる瞬間があるのかもしれません。
どう整えるか、どこまで気にするかは人それぞれ。
日々のスキンケアや生活習慣も、肌の状態を整えるひとつの要素になりそうです。
だからこそ、無理のない形で選べることが、日々の心地よさにつながっていきます。
今回参加した皆さんからは、「思っていたよりも手軽だった」「興味はあったけれど、何を選べばいいかわからなかった」「これなら続けてみようと思えた」といった声も聞かれました。
男性向けの青ひげ対策メイクは、興味があっても実際に試したり、教わったりする機会がまだ多いとはいえません。
だからこそ、こうした体験を通じて「こんな方法もあるんだ」と知ることが、自分に合った青ひげ対策ケアを見つけるきっかけになるのかもしれません。
「知ってほしい」と思う友達やパートナーに情報をシェアすることは、お互いを思いやるきっかけにもなります。
この記事が、青ひげやメンズメイクについて話すきっかけになればうれしいです。