2023年11月14日
猛暑を乗り切る
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暑い!蒸れる!息苦しい!化粧くずれにマスク焼け、夏のマスクは、気になることがいっぱい。高温多湿の夏を快適に乗り越えるマスク生活のヒントを紹介します。
夏でもマスクを着用しなければならないとき、マスク内の温度は外に比べ約5℃も高く、湿度も80%を超える過酷な状況となっています。そのため、発汗および肌表面に余分な皮脂が増え、マスクの擦れも加わり、肌荒れや化粧くずれ、うっかりマスクの形に日焼けするなど、肌トラブルが多くなっています。
INDEX
少しでも快適に過ごせるように、自分に合ったマスクを選びましょう。選ぶポイントは、大きく分けて2つあります。
1.素材で選ぶ
天然素材、化学繊維素材問わず、その特長を生かし、マスク内の温度の上昇を抑え、汗で蒸れないように通気性・速乾性・吸湿性が優れたマスク。
2.機能で選ぶ
肌に触れると冷たく感じる接触冷感、さらっとした着け心地に加工されたマスク、防臭や抗菌効果を持つマスクなど、必要に応じて機能を高めたマスク。
気温・湿度が高いときのマスク着用は、特に注意しましょう!
後ろの髪は、まとめ髪にすると首元の温度が2℃ほど下がります。
前髪はマスクのすき間から漏れる呼気の影響で湿度が上がりやすいため、前髪を上げるのもおすすめ。
その他、冷却効果のあるシートなどを首筋に当て、少しでも涼しく過ごせる工夫を!
日やけ止めをしっかり塗ったのに、マスクの形に日焼けしてしまった!なんてことありませんか?マスク着用時は、擦れに強い日やけ止めを使い、塗り方にひと工夫。
日やけ止めを肌に塗るときは、くるくると、らせん状に塗ったあと、一方向にのばすようにする、“らせん塗り”と“一方向(ストローク)塗り”を組み合わせることにより、肌にムラなく塗布できます。
日やけ止めのタイプにより、塗り方が違います。
ムラにならない日やけ止めの塗り方
特に、マスクが直接触れる鼻筋や頬の高い部分など、擦れやすい部分には、 “らせん塗り”と“一方向塗り”をおこなったあと、さらに指の腹を使って細かくクロスを描くように“重ね塗り”をすると効果的です。
マスク焼けが気になるなら、汗・擦れに強く落ちにくい日やけ止めを選びましょう。日やけ止めの後にファンデーションを塗らない場合は、おしろい等のパウダーを塗布しておくと、日やけ止めとマスクが直接擦れることを防いで、日やけ止めを長時間保持できますよ。
マスク内の高温多湿の状況下では、肌表面の皮脂が過剰になり、角層のバリア機能の働きが低下して、刺激を受けやすくなります。そのため、スキンケアが大切です。
過剰な皮脂は洗浄してきちんと取り除く必要があります。洗顔料をよく泡立て、ゴシゴシとこすらずにやさしく洗いましょう。そして、すみずみまで丁寧に洗い流すことが大切なポイントです。
角層のバリア機能の働きを保つケアが必要です。
角層における細胞同士の隙間を満たしているのは、細胞間脂質(セラミド)です。
そのため、セラミドの働きを助ける保湿ケアをおすすめします。
●関連リンク
皮脂による不快なテカリ・べたつきを抑え、化粧くずれから肌を守る化粧下地を選ぶのがポイントです。
下地を塗ったあとは肌に密着させるようにハンドプレスしたり、油分が残ってべたつきが気になる場合はティッシュオフしたりすると、よりマスクにメイクが付きにくくなります。
メイクの上から使える化粧水シートで、メイクは落とさずに、くずれたファンデーション・皮脂・汗をオフしましょう。