2024年6月11日
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なんとなく自己流でやっている、日々の食器洗い。「ちゃんと習ったことがない」という人も、ちょっとしたポイントを押さえるだけでグッとラクになります。
今回は、時短・節水にも効果的な、すぐに実践できる食器洗いのコツを紹介します。
まずは食器洗いで使うものを準備します。
スポンジや洗剤だけでなく、汚れを落とすためのスパチュラや、つけ置き用の洗い桶、洗った食器を乾燥させる水切りカゴもあると便利です。
食器用洗剤には、大きく分けて「手洗い用」と「食器洗い乾燥機(食洗機)用」があります。
スポンジで泡立てて使うタイプと、直接、洗い物に吹きつけるスプレータイプがあります。
スポンジでは洗いにくい水筒の中や弁当箱の隅などは、スプレータイプが便利です。
泡立ちや泡切れが良いものを選ぶと、時短や節水に効果的。また、除菌効果のあるものなら、スポンジやまな板の除菌*にも使えます。
食洗機には、食洗機専用の洗剤を使用します。油汚れにはジェルタイプ、食器の茶渋が気になるなら粉末タイプがおすすめです。
食器洗いのコツは「汚れを拡散させない」「汚れを固まらせない」こと。食器を洗い始める前に、油汚れの拭き取りやつけ置きをしておくと、汚れの拡散やこびりつきを防げます。
カレーやミートソースなど固形物や油汚れが多い食器は、事前にスパチュラ(スクレーパー・ゴムベラ)やキッチンペーパーで汚れを取り除き、生ごみとして処分しておきましょう。
ギトギトのまま洗うと、他の食器やシンクまで汚れてしまいます。また、スポンジも汚れて泡立ちが悪くなり、頻繁に洗剤を足すことに。
排水管の詰まりも軽減されるので、ラクをするためにも油汚れは取り除いておきましょう。
汚れた食器を重ねないようにすると、汚れの拡散を防げます。
スペースの問題で難しい場合もあるので「汚れがひどいものだけでも重ねない」など、できる範囲でOKです。
「割れやすいグラスは一番先に」「汚れの軽いものから順に」など作業効率を考えて洗う順番を決めましょう。それに合わせてグループ分けをしておくと、スムーズに洗えます。
食器の汚れは乾燥すると落としにくくなるので、すぐに洗えないときは洗い桶や大きめのボウルに水を張り、食器をつけておきます。
洗い桶やボウルがなければ、食器に水を張っておくだけでもOKです。
ご飯やお餅、グラタン皿のチーズのこびりつきなどは、水につけてふやかしておくと落としやすくなります。
水につける代わりに「キュキュット あとラクミスト」を食器に吹きかけておけば汚れを分解。時間が経ってもスルッと落ちるので、食後ちょっとゆっくりしたい時に重宝します。
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汚れの拭き取りなどが終わったら食器を洗っていきましょう。スポンジの泡立ちや洗う順番を意識すると、時短に効果的です。
まず食器を洗い終えてから、まとめてすすぐと無駄がなく効率的。洗う前の食器と洗った後の食器のエリアを分けながら作業しましょう。
洗浄力をアップさせるために、洗剤はしっかりと泡立てましょう。水を含ませたスポンジに洗剤をつけ、5回以上揉み込んで十分に泡立ててから洗い始めます。
※荒れ性の方や長時間使用する場合は炊事用手袋を着用してください。
まず、割れやすいグラスを先に洗い、次に汚れの軽いものから順に洗っていきます。シンクの広さや食器の大きさによって前後することはありますが、基本的には同じ流れです。
お皿やお茶碗の裏やグラスの底などは汚れが残りやすい部分です。見落とさないように凹凸を意識して、丁寧に洗いましょう。
水筒の内側やお弁当箱の隅などスポンジが届きづらいところは「キュキュット CLEAR泡スプレー」があると便利です。
My Kao「くらしラボ」の読者に「家庭で節水を意識する場面」を聞いたところ、1位:入浴やシャワー69%、2位:調理、食器洗い60%、3位:洗濯50%(複数回答、2024年2月調べ)という結果に。
食器洗いで節水のポイントとなるのは「すすぎ」です。節水も意識した、すすぎのコツを紹介します。
洗った食器は、その都度ではなくまとめてすすぐと作業効率がアップします。作業スペースが限られている場合は、割れやすいものを先にすすぐなど、グループごとにすすぎましょう。
水よりもお湯ですすぐ方が、食器が速く乾きます。ただし手が乾燥しやすくなるので、荒れ性の方は注意しましょう。
洗い終わった食器を水を張った桶に入れていけば、軽く流すだけですすぎが終わるので時短にも節水にもなります。
洗い桶がない場合は、大きい食器を下から順にタワーのように重ね、その上ですすぎを始めましょう。下に置いた食器の泡も流れていくので、水を有効活用できます。
タワー状にするのが難しければ、次にすすぐ食器の上で泡を流すだけでも効果的です。
※重ねた食器が倒れると危険なので、重ねすぎないように注意してください。
蛇口の水は鉛筆くらいの細さにすると、さらに節水効果があります。
水切りカゴや水切りマットがあると、すすぎ終わった後の食器を早く乾かせます。キッチンに合わせて、使いやすい方を選びましょう。
水切りカゴがあれば、水切れが良いように平たい皿も立てて並べられます。風通しを考えて隙間を開けるとより効果的です。
マグカップやグラスは、逆さに立てて置くと乾燥時間の短縮になります。
水切りカゴを置くスペースがない場合は、水切りマットが便利。使わない時は片付けておけるので、調理中は作業スペースを確保できます。
洗い物が少ない家庭や、水切りカゴの生活感が気になる人にもおすすめです。
食器洗いではグラスなどガラス製品の水滴跡も悩みの種になりますが、ふきんや不織布のクロスですぐに拭いておくと、キレイな洗い上がりになります。
食器やフライパンを洗った後は、シンクも汚れています。食器用洗剤を使ってシンクの汚れも落としておくと、翌日も気持ちよくキッチンを使えます。
使用後のスポンジは、雑菌の繁殖を防ぐため、汚れを落として水気を絞っておきましょう。さらに「キュキュット」など除菌効果のある食器用洗剤をまんべんなく浸透させておくと、除菌*ができます。
使い古したスポンジでは洗剤の力を発揮できず洗いにくいので、一般的な目安とされる3〜4週間を基準に交換しましょう。
洗い物の量や頻度にもよるので、下記のような状態になっていれば新しいスポンジに交換するタイミングです。
洗う前の拭き取りやまとめ洗いなど、少しの手間で効率がアップします。できそうだなと思うものから取り入れてみてください。