2023年10月24日
使用率は約9割!
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環境に対する意識・関心の高まりや、2020年7月からのレジ袋有料化などを背景に、エコバッグを持って買い物に行く人が増えています。頻繁に持ち歩いて、食品などを入れているバッグは、意外と汚れているものです。でも、「いつもすぐに畳んでしまうから、洗ったことも拭いたこともない。」という方も多いのでは?そこでエコバッグを快適に使うためのお手入れに注目してみました。簡単なお手入れから洗い方、清潔に保つ日頃の使い方まで詳しく紹介します。
9割以上がマイバッグやエコバッグを「週に1回以上使用している」と回答。エコバッグの持参・使用は日常の習慣としてすっかり定着しているようです。
適切なお手入れ方法を覚えて、清潔に使いましょう!
エコバッグは、食品を入れることが多いので、なるべく衛生的にしておきたいものです。
「食品の汁」が付いたり「食品のくず」「野菜の泥」がたまると、ニオイやカビの原因にもなります。また、見た目には汚れていなくても、湿ったまま放置することで雑菌が繁殖する可能性もあるため、定期的にお手入れすることをおすすめします。
ナイロン、コットン(布)、リネン、保冷バッグタイプなど、様々な素材のエコバッグがありますが、基本的なお手入れの考え方は同じです。
エコバッグとは?
環境保護の視点から生まれたバッグのこと。「マイバッグ」とも呼ばれるように自分専用の買い物袋ということで、日々の買い物を楽しく快適にするために、機能性やデザインの幅も広がってきています。
何かをこぼして、しみこんでしまったときなど、丸ごと洗いたいときは、洗濯表示を見て、洗えるか確認しましょう。洗濯表示がない場合でも、商品のタグや販売店(通販サイト等)で「洗える」と記載があれば洗濯OKです。
が付いている場合や、洗える記載のない、洗えるかどうかが不明なエコバッグは、洗濯を避けて汚れた部分だけをお手入れしましょう。
詳しい洗濯表示の見方はこちらから
目に見える汚れはないけれど、除菌して清潔にしたいという場合は、以下のようにお手入れしましょう。
衣類・布・空間用消臭剤「リセッシュ除菌EX」を、20~30cm離し、全体が軽く湿る程度にスプレーしましょう。スプレー後はよく乾かします。「リセッシュ除菌EX」ならば、布上のニオイ・菌をまとめて撃退!99%除菌※。
布製でも洗えない場合や、ビニール製などで水をはじく素材の場合は、「食卓クイックル ウエットクロス」や「クイックルJoan 除菌シート」など除菌*効果のあるシートで拭きます。
持ち手や底も忘れずに拭きましょう!
案外汚れています。
どちらも、しっかり乾かしてからたたみましょう。
洗濯表示などに従い、洗濯機か手洗いで洗います。
濃い色のエコバッグを洗う前には、あらかじめ色落ちチェックをしておくと安心です。洗剤の原液を目立たないところに付け、5分後に白い布で押さえて色が付くようなら単独で洗濯してください。
他の洗濯物と絡んだり、引っかかったりしないように、洗濯ネットに入れて洗います。
1.洗濯液を作る
洗いおけや洗面ボウルに30℃以下の水をはり、おしゃれ着用洗剤「エマール」を溶かします。
2.やさしく押し洗い
エコバッグを沈めたり浮かせたりを20~30回繰り返します。
3.きれいな水ですすぐ
きれいな水に入れ替え、押し洗いの要領ですすぎます。
4.洗濯機で軽く脱水(1分以内)して完了
シワや素材が傷むことを避けるため、短めに脱水します。
ニオイやシミが気になるときは、洗剤と一緒に酸素系漂白剤「ワイドハイターEXパワー」を使いましょう。
全体の汚れが気になるときは、つけおき洗いが効果的です。洗濯液に30分ほどつけおいた後、通常通り洗います。酸素系漂白剤と一緒につけおくと、より効果的。
脱水後は放置せず、すぐに干して完全に乾かしましょう。濡れたままでは、他のものに色移りする可能性があります。
干す前にエコバッグを裏返し、全体を振りさばいた後、両手ではさむように軽くたたいてシワを伸ばして形を整えます。ピンチハンガーなどを使い、中に空気が通るように干しましょう。
乾きにくい内側を表にして干すと、乾きやすくなります。
エコバッグによっては、素材や加工、付属品等、熱に弱いものもあります。溶けたり、収縮や変形の原因になることもあるため、アイロンがけは避けた方がよいでしょう。
家庭で洗えないエコバッグは、シミや汚れの気になる箇所だけを部分的にお手入れしましょう。
1.水で湿らせた布で汚れている部分を拭く
2.取れない場合は、少量の洗濯洗剤の原液を布に付けて、汚れている部分をたたく
3.水を含ませたきれいな布でその部分をたたき、洗剤分と汚れを移し取る
4.最後に乾いた布やペーパー類で水分を吸い取る
ビニール素材のエコバッグなら、「クイックル ホームリセット」シートクリーナーや泡クリーナーも使えます。2度拭き不要でラクラクお手入れ!
肉汁や野菜の泥が他のものやエコバッグに付着しないようにしましょう。
冷たいもの(肉・魚・冷蔵食品・冷凍食品)はまとめて入れ、温かいものと冷たいものを密着させないようにしましょう。
また、硬いものや重いもの(パック飲料、根菜類等)を下に、潰れやすいもの(卵、豆腐、トマト、パン類)はなるべく上にすることで、荷物が安定して、崩れによる汁モレなどを防げます。
生もの、野菜など食品を入れるバッグと、日用品、雑貨、雑誌などを入れるバッグを使い分けると、ニオイや汚れ移りを防げます。
エコバッグに買ったものを詰める前に、作業台の汚れチェックも忘れずに。
中身をすべて出したら、エコバッグを裏返してくずやごみを払いましょう。冷蔵・冷凍食品など、冷たいものを入れていた場合は、エコバッグが湿っているので、ハンガーなどに掛けて乾かしてからたたみましょう。
ふだん、何気なく使っているエコバッグですが、ちょっと意識をするだけで、もっと清潔に保つことができます。レジ袋の有料化で、今後エコバッグを買い足すときには、お手入れのしやすさも決め手の一つになるかもしれませんね。