2025年4月15日
襟元もフリルも、かんたん!キレイ
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新生活がスタートした春は、キリッとしたワイシャツ、華やかなブラウスなど、新しい衣類に袖を通す機会も増え、Tシャツやカットソー1枚で外出する季節でもあります。そこで、お気に入りのシャツやブラウスの襟元をシワなく、フリルなどもよれずにきれいに仕上げるお洗濯と衣類ケアのコツを紹介します。
ブラウスやワイシャツ、Tシャツなど日常的なトップスは、家庭で洗濯することが多いと思いますが、その仕上がりに満足していますか?「ワイシャツのシワのアイロンがけに苦労した」「ブラウスのピンタックがよれよれ」「フリルがくたっとする」など、よくあることだから仕方ない、とあきらめていませんか?
お洗濯の「洗う」「干す」「仕上げる」の3ステップの中で、コツを知ってひと手間かけるだけで、衣類の仕上がりが格段にアップします。
まずはじめに、素材やデザインによって、家庭での洗濯に不向きな衣類があるため、洗う前に洗濯表示を必ず確認しましょう。
「洗濯機で洗える」「手洗いができる」マークが付いていれば、自宅で洗えます。
手洗いマーク
の場合でも、洗濯機に「おしゃれ着コース」などのやさしく洗えるコースがあれば、洗濯機で洗えるものもあります。お使いの洗濯機の取扱説明書で確認してください。
家庭で洗えないマークが付いている場合は、クリーニング店にお任せしましょう。
●詳しい洗濯表示の見方はこちらから
毎日のお洗濯、みなさんはどのように洗剤を選んでいますか?
衣類や素材の多様化、使う人のニーズに合わせて様々な機能の洗剤が出ていますが、大きく分けると次の2種類に分かれます。
お気に入りのブラウスや色柄物、フリルやピンタックなど形状にこだわる衣類や長く着たい衣類は、「エマール」などおしゃれ着用の洗剤がおすすめです。
カタチを整える繊維潤滑剤、色あせ防止成分が入っているものもあり、生成りやパステルカラーなど淡い色合いを楽しむ衣料にも安心して使えます。
シワや型崩れを防ぐために、衣類は、たたんで洗濯ネットに入れます。
目の粗いネット、目の細かいネットがありますので、衣類の素材や形状によって使い分けましょう。汚れが気になる部分を外側にして、たたみます。起毛やビーズなど装飾のあるものは、裏返してたたんでからネットに入れましょう。
ワイシャツやブラウス、ニット、パンツ類などに
(衣類のからまり、洗濯ジワ、型崩れを防ぐ)
装飾、小さいボタンやホックなどが付いたもの、下着やストッキング、起毛素材などに
(デリケートな衣類や、糸くずの付着、毛羽立ちを防ぐ)
洗濯ネットは、ちょうどよいサイズのものを使いましょう。
大きすぎると、中で衣類が動いてしまい、かえってシワの原因になることがあります。反対に小さすぎると、汚れが落ちない原因になります。
洗濯コースは、衣類の傷みや縮みの原因となる摩擦を抑えた設定の「おしゃれ着コース」などやさしく洗えるコースで洗いましょう。脱水時間も短く設定されています。
脱水時間が長いと、乾きは早くなりますがシワや型崩れの原因になるので注意を。
脱水後はできるだけすぐに洗濯機から取り出して干すことが、シワにならないコツです。干す前のひと手間で、仕上がりに差が出ます。
STEP1 大きなシワを伸ばす
肩の部分を持って、上下に衣類を大きく数回振ります。
STEP2 小さなシワを伸ばす
軽くたたみ、衣類を手のひらではさむようにパンパンとたたきます。
STEP3 引っ張って伸ばす
大きさに合ったハンガーに掛けてからシャツのエリや前立て部分、そで、脇の縫い目などを引っ張って伸ばし、形を整えます。
フリルは手で伸ばして形を整えます。
おしゃれ着洗い用の洗剤で洗濯し、シワを伸ばして干した衣類は、そのままでも、見違えるほどキレイな仕上がりになりますが、さらになめらかさや、きりっとした衣類に仕上げたいときは衣類スチーマーやアイロンを使います。
スチーマーやアイロンが使えない衣類もありますので、必ず、洗濯表示を確認します。
以下のどちらかの表示が付いているものやスチーム禁止と付記されているもの、皮革製品には、スチーマーは使えません。
また、「アイロン仕上げ禁止」の表示が付いているものや皮革製品には、アイロンは使えません。
衣類スチーマーは、アイロン台を使わず、衣服をハンガーに掛けたまま、短時間で、蒸気の熱と水分でシワを伸ばし、脱臭までできる便利なアイテムです。 アイロンを直接当てないため、薄手のシャツ類からフリルやドレープのあるおしゃれ着、ウール素材など風合いが大切な服に適しています。
また、スーツやジャケット、制服など毎日洗わない衣類のシワ・ニオイ取り、たたみジワの解消にも便利です。軽い動作で短時間でシワ取りができることから、アイロンの苦手な方や時間がない方にも扱いやすいアイテムです。
衣類をハンガーに掛け、ハンガーが動かない安定した場所にセット。衣類の端を軽く引っ張りながら、スチームをゆっくりあてシワを伸ばします。
綿や麻のワイシャツや、パリッとした仕上がりが好みの場合は、アイロン台を使って熱と圧力でしっかりシワ伸ばしする「プレス型アイロン」がおすすめです。 用途や好みの仕上がりに応じて使い分けましょう。
●詳しいアイロンのかけ方はこちらから
スーツや制服、コートなど毎回洗わない衣類のシワ・ニオイ取りにはシワとり効果のある衣料用スプレーも便利です。