2023年5月30日
お洗濯の基本の「キ」
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洗剤や柔軟剤、漂白剤って何が違うの?どんなときに使うの?洗濯機のコース設定って変える必要はあるの?お洗濯ビギナーの疑問を解決します。
ひとり暮らしをしていたときに多かった失敗は、「炊事・食事」と並んで「洗濯」に関するものでした。その中のコメントをいくつか紹介します。
洗濯の基本を知っていれば、防げた失敗も多いようです。
INDEX
洗剤は、普段着に使う「一般洗濯用洗剤」と、ニットなどデリケートなものに使う「おしゃれ着用洗剤」の2つがあります。一般洗濯用洗剤は、液体と粉末タイプがあり、すすぎ1回でOKのものや柔軟剤入りのもの、ドラム式洗濯機専用のもの、片手で計量できる容器など、特長はさまざまです。
お洗濯の最後のすすぎの時に使います。衣類をふんわりやわらかに仕上げ、静電気・毛玉・毛羽立ちを防ぐ効果があります。水洗いできるすべての衣類で使用可能です。
仕上がりに香りを付けたり、抗菌・防臭効果のあるものもあります。
液体洗剤と柔軟剤は間違えやすいので、表示をよく確認しましょう。
漂白剤には、食べこぼしなどのシミやしつこい汚れを落とす効果があります。また、皮脂汚れなどが少しずつたまって衣類の黄ばみや黒ずみになるのを防いだり、ニオイを取り除いたり、除菌する効果もあります。
いつものお洗濯で、漂白・消臭・除菌・抗菌ができます。色柄物と白無地、どちらにも使えます。液体と粉末タイプがあります。
漂白力が強く、高い除菌・除臭効果があります。白無地衣料専用で、毛や絹には使えません。
色移り、縮みなどの失敗を予防するためにも、洗濯物の仕分けは大切です。主なポイントは以下の3つ。
衣類の洗濯表示を見て、一般洗濯用洗剤で洗えるものか、おしゃれ着用洗剤で洗うものか確認する。
タオルなど汚れの軽いもの、靴下や子どもの運動着など汚れのひどいものなどで分ける。
初めて洗う場合は、特に色落ちする可能性があるので別洗いがおすすめ。
濃い色や柄物の衣類は色落ちしやすく、一緒に洗ったものに色移りをしてしまうことも。初めて洗うときは、洗濯前に色落ちチェックをしましょう。
<色落ちチェックの方法>
洗剤の原液を目立たないところに付け、5分後に白い布で押さえて色が付くようなら単独で洗いましょう。
ひどい汚れやシミの部分には前処理をしておきましょう。その後いつも通りにお洗濯をするだけで汚れ落ちが違います。
詳しくはこちら
洗濯機に入れる前に、ポケットの中を点検し、ファスナーやボタンを閉じたかを確認しましょう。
一般的なコースの種類と洗濯の特長を紹介します。メーカーによってコースの名前や種類が異なるため、詳しくは取扱い説明書を確認してください。
標準コース
最もよく使うコースです。普段のお洗濯に使います。
手洗いコース(ドライコース・ソフトコース)
やさしい水流や軽めの脱水で衣類を傷めないように洗います。仕上がりを大切にしたいおしゃれ着を洗うときに使います。
スピードコース(おいそぎコース)
洗い時間を短縮するコースです。時間のないときに便利です。
大物洗いコース(毛布コース)
タオルケットや毛布、敷きパッドなどの大物洗いに使います。
洗濯コースの使い分けは、節水・時短などのメリットもあります。
洗濯機には、コース設定以外にも便利な機能が備わっています。生活スタイルにあわせて上手に使いましょう。
夜寝る前にセットして翌朝に洗濯物を干したり、外出前にセットして帰宅後に干すなど、いろいろな使い方ができます。
洗剤や柔軟剤、漂白剤は洗濯機に付いている専用の投入口にセットしましょう。特に柔軟剤は、自動的に最後のすすぎのときに投入されるので便利です。
洗濯機によって投入口の場所や形状が異なるので、取扱説明書で確認してください。
洗濯物が乾きにくいときや、早く乾かしたいときなどに。乾燥機能が付いていれば30分ほど乾燥させてから干すと、洗濯物の乾きが早くなり、洗濯ジワも少なくなります。生乾きのときに20分ほど仕上げ乾燥として利用するのも便利です。