洗濯機で簡単丸洗い!毛布を自宅で洗濯する方法と干し方

その毛布、自宅で洗える? 3つの見極めポイント

お使いの毛布が自宅の洗濯機で洗えるのか、まずは以下3つのポイントを確認しましょう。

①洗濯表示をチェック

毛布に付いている洗濯表示で、家庭で洗えるかどうかを確認します。

図:家庭で洗えるかの洗濯表示

手洗いマーク新表示 手洗いマークが付いている場合、「手洗いコース」などのやさしく洗えるコースで洗うことができる洗濯機もあります。お使いの洗濯機の取扱説明書で確認してください。
新表示 水洗いxマークマークが付いている場合は、クリーニング店にお任せしましょう。

②洗濯機の容量をチェック

例えば、普段の衣類なら6kgまでOKの洗濯機でも、毛布の場合は3kg(目安は1枚)までなど、洗濯機や洗濯物の種類によって許容容量が異なることがあります。無理やり詰め込むと汚れ落ちが不十分だったり洗濯機の故障につながる恐れも。一度、毛布の重さと、洗濯機の取扱説明書を確認しましょう。

自宅の洗濯機に入らない場合は、コインランドリーを活用しましょう。

③毛布を干す場所をチェック

毛布などの大物を洗う前に、つい忘れがちなのが「干す場所」のこと。
陰干しが適した毛布もあるため、洗濯表示を確認して干す場所を考えておきましょう。

天気や時間帯、毛布はいつ洗濯するのが良い?

毛布は、布自体に厚みがあったり、層になっていたり、中綿が入っていたりして、中(芯)まで乾きにくいもの。カビやニオイの発生を防ぐためにも、しっかり乾かせる条件がそろったタイミングで洗濯するのがおすすめです。

【天気】 晴天・気温は高め・湿度は低め
【時間帯】 午前中の早い時間
(気温があがる日中に長く干せるように)

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花粉が気になる場合は、花粉除けのカバーや日の当たる室内の窓際で干すなど、工夫しましょう。

毛布を洗濯機で洗おう!

自宅で洗えることが確認できたら、いよいよ洗濯です。洗濯前の準備が毛布の仕上がりを左右するので、ぜひチェックしていきましょう。

①洗剤を用意する

毛布を洗うには、おしゃれ着用洗剤の「エマール」がおすすめです。家庭で洗えるマークが付いている毛布ならば繊維の種類を選ばず使え、毛玉や縮みを防ぐ効果があります。
ニオイや黒ずみが気になる時は、洗剤と一緒に酸素系漂白剤「ワイドハイター EXパワー」の使用をおすすめします。

  • 洗濯表示新表示 手洗いマークがある場合は、漂⽩剤(塩素系、酸素系ともに)は使えません。

また、ふんわりと仕上げたいなら、「ハミング」などの柔軟剤を使いましょう。洗濯によるシワを防いだり、静電気防止の効果もあります。

写真:エマール、ワイドハイターEXパワー、ハミング無香料

②洗濯ネットを用意する

毛布用の洗濯ネットには角型や筒型のものがあるので、洗濯機や毛布のサイズに合わせて使いやすいものを選びましょう。ネットに入れることで、絡まったり、こすれによる毛玉や傷みを防ぎます。なお、洗濯ネットを使わずに洗える洗濯機や「専用の洗濯キャップが必要」という洗濯機もあるので、事前に取扱説明書を確認してください。

③洗う前に目立つ汚れを落とす

毛布の表面に付いた髪の毛やホコリは、手ではたいたり、洋服ブラシや掃除機、衣類用の粘着クリーナーで取り除いておきます。

また、シミがある部分や、肌が直接触れる首元は汗などで意外と汚れているため、前処理をしておくと洗い上がりがきれいになります。
洗う前に、汚れが気になる部分に「エマール」の原液を付け、タオルなどでやさしくなじませておきます。毛布の素材が綿や合成繊維の場合は部分用の洗濯用洗剤「アタック泡スプレー 除菌プラス」をスプレーしてもOKです。

④毛布を畳んで洗濯機に入れる

毛布の傷みを防ぎ、まんべんなく汚れが落ちるように、毛布を屏風だたみにして洗濯ネットに入れて、洗濯機に入れます。汚れている面がなるべく表面にくるように畳むと汚れが落ちやすくなります。

角型のネットの場合

ネットの大きさに合わせて長い辺(縦)、短い辺(横)の順に屏風だたみ(じゃばら折り)にして洗濯ネットに入れます。汚れが気になる面が最後になるべく外側にくるように折り畳みましょう。

①長い辺を二つ折り

②それぞれを外側に二つ折り

③屏風だたみ1回目が終わりました

④細長くなった毛布をさらに屏風だたみにします

⑤屏風だたみ2回目が終わりました

⑥その形のまま洗濯ネットに入れます

⑦洗濯ネットに入れて完成

筒型のネットの場合

角型のネットと同じように毛布の長い辺(縦)を屏風だたみにしたら、汚れが気になる面が外側になるようにクルクル巻いて、洗濯ネットに入れましょう。

①長い辺を二つ折り

②それぞれを外側に二つ折り

③屏風だたみが終わりました

④屏風だたみにした毛布を端からクルクル巻きます

⑤クルクルと巻き終わり

⑥その形のまま洗濯ネットに入れます

⑦洗濯ネットに入れて完成

⑤洗濯コースを選び、洗濯する

「毛布コース」や「大物コース」など専用のコースで洗濯します。もし専用コースがない場合は、「手洗いコース」や「ドライコース」などのやさしく洗えるコース*で洗うことができるか、洗濯機の取扱説明書で確認しましょう。

  • *
    洗濯機によって、手洗い/ドライ/おうちクリーニング/おしゃれ着コースなどがあります。

脱水が終わったら、なるべく早めに取り出して干しましょう。

毛布の上手な干し方

干す場所は洗濯表示で確認

素材によっては、日光で色褪せたり生地が傷むものもあります。洗濯表示が「日陰干し」になっているものは直射日光を避けて風通しの良い場所で陰干しに。

図:干し方をあらわす洗濯表示

早く乾かすには「M字干し」

毛布のような大きくて平たいものは、風が通りやすいように物干し竿2本を使ってM字型に掛けて干しましょう。竿が1本しかない場合は、濡れている部分がなるべく密着しないように干します。

三ツ星シュフみっちゃんのイラスト

途中で裏返したり、向きを変えたりすると、さらに乾きやすくなります。

普段から毛布の湿気やホコリを取って快適に

頻繁には洗濯できない場合でも、以下の方法で定期的に毛布をお手入れしましょう。

●陰干しする
週に1回程度、風通しの良い場所で陰干しして、ニオイやカビの原因にもなる湿気を取り除きましょう。

●ホコリを取り除く
陰干しの時に手ではたいたり、掃除機や衣類用の粘着クリーナーなどを使ってホコリを取り除きます。洋服ブラシで毛並みに沿ってブラッシングするのも良いでしょう。

●毛布カバーを使う
洗濯しにくい毛布の場合には、カバーを使うと、毛布に汚れが直接付くのを防ぐことができます。

【こちらもチェック】
タオルケット・毛布の洗い方(動画)

「毛布の畳み方と干し方のポイント」を短い動画で解説しています。

YouTube video:タオルケット・毛布の洗い方 ※音声あり

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