2024年3月26日
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毛布を自宅できれいに洗い上げたい人は要チェック!汚れ落ちに差が出る洗濯前の準備から干し方まで、押さえたいポイントを徹底解説します。気温が上がって寝具の入れ替えをする前に、今のうちから徐々に洗濯を始めてみませんか。
お使いの毛布が自宅の洗濯機で洗えるのか、まずは以下3つのポイントを確認しましょう。
毛布に付いている洗濯表示で、家庭で洗えるかどうかを確認します。
手洗いマークが付いている場合、「手洗いコース」などのやさしく洗えるコースで洗うことができる洗濯機もあります。お使いの洗濯機の取扱説明書で確認してください。
マークが付いている場合は、クリーニング店にお任せしましょう。
詳しい洗濯表示の見方はこちらから
例えば、普段の衣類なら6kgまでOKの洗濯機でも、毛布の場合は3kg(目安は1枚)までなど、洗濯機や洗濯物の種類によって許容容量が異なることがあります。無理やり詰め込むと汚れ落ちが不十分だったり洗濯機の故障につながる恐れも。一度、毛布の重さと、洗濯機の取扱説明書を確認しましょう。
自宅の洗濯機に入らない場合は、コインランドリーを活用しましょう。
毛布などの大物を洗う前に、つい忘れがちなのが「干す場所」のこと。
陰干しが適した毛布もあるため、洗濯表示を確認して干す場所を考えておきましょう。
毛布は、布自体に厚みがあったり、層になっていたり、中綿が入っていたりして、中(芯)まで乾きにくいもの。カビやニオイの発生を防ぐためにも、しっかり乾かせる条件がそろったタイミングで洗濯するのがおすすめです。
【天気】 晴天・気温は高め・湿度は低め
【時間帯】 午前中の早い時間
(気温があがる日中に長く干せるように)
花粉が気になる場合は、花粉除けのカバーや日の当たる室内の窓際で干すなど、工夫しましょう。
自宅で洗えることが確認できたら、いよいよ洗濯です。洗濯前の準備が毛布の仕上がりを左右するので、ぜひチェックしていきましょう。
毛布を洗うには、おしゃれ着用洗剤の「エマール」がおすすめです。家庭で洗えるマークが付いている毛布ならば繊維の種類を選ばず使え、毛玉や縮みを防ぐ効果があります。
ニオイや黒ずみが気になる時は、洗剤と一緒に酸素系漂白剤「ワイドハイター EXパワー」の使用をおすすめします。
また、ふんわりと仕上げたいなら、「ハミング」などの柔軟剤を使いましょう。洗濯によるシワを防いだり、静電気防止の効果もあります。
毛布用の洗濯ネットには角型や筒型のものがあるので、洗濯機や毛布のサイズに合わせて使いやすいものを選びましょう。ネットに入れることで、絡まったり、こすれによる毛玉や傷みを防ぎます。なお、洗濯ネットを使わずに洗える洗濯機や「専用の洗濯キャップが必要」という洗濯機もあるので、事前に取扱説明書を確認してください。
毛布の表面に付いた髪の毛やホコリは、手ではたいたり、洋服ブラシや掃除機、衣類用の粘着クリーナーで取り除いておきます。
また、シミがある部分や、肌が直接触れる首元は汗などで意外と汚れているため、前処理をしておくと洗い上がりがきれいになります。
洗う前に、汚れが気になる部分に「エマール」の原液を付け、タオルなどでやさしくなじませておきます。毛布の素材が綿や合成繊維の場合は部分用の洗濯用洗剤「アタック泡スプレー 除菌プラス」をスプレーしてもOKです。
毛布の傷みを防ぎ、まんべんなく汚れが落ちるように、毛布を屏風だたみにして洗濯ネットに入れて、洗濯機に入れます。汚れている面がなるべく表面にくるように畳むと汚れが落ちやすくなります。
ネットの大きさに合わせて長い辺(縦)、短い辺(横)の順に屏風だたみ(じゃばら折り)にして洗濯ネットに入れます。汚れが気になる面が最後になるべく外側にくるように折り畳みましょう。
角型のネットと同じように毛布の長い辺(縦)を屏風だたみにしたら、汚れが気になる面が外側になるようにクルクル巻いて、洗濯ネットに入れましょう。
「毛布コース」や「大物コース」など専用のコースで洗濯します。もし専用コースがない場合は、「手洗いコース」や「ドライコース」などのやさしく洗えるコース*で洗うことができるか、洗濯機の取扱説明書で確認しましょう。
脱水が終わったら、なるべく早めに取り出して干しましょう。
素材によっては、日光で色褪せたり生地が傷むものもあります。洗濯表示が「日陰干し」になっているものは直射日光を避けて風通しの良い場所で陰干しに。
毛布のような大きくて平たいものは、風が通りやすいように物干し竿2本を使ってM字型に掛けて干しましょう。竿が1本しかない場合は、濡れている部分がなるべく密着しないように干します。
途中で裏返したり、向きを変えたりすると、さらに乾きやすくなります。
頻繁には洗濯できない場合でも、以下の方法で定期的に毛布をお手入れしましょう。
●陰干しする
週に1回程度、風通しの良い場所で陰干しして、ニオイやカビの原因にもなる湿気を取り除きましょう。
●ホコリを取り除く
陰干しの時に手ではたいたり、掃除機や衣類用の粘着クリーナーなどを使ってホコリを取り除きます。洋服ブラシで毛並みに沿ってブラッシングするのも良いでしょう。
●毛布カバーを使う
洗濯しにくい毛布の場合には、カバーを使うと、毛布に汚れが直接付くのを防ぐことができます。
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