
【連載】毎月22日は # ふうふの日|ショートストーリー
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旅行かばんに着替えと、帽子を入れて気づいた。
そうだ、日やけ止め。
ドラッグストアで久しぶりに新品を買っていた。
ある県の海岸のレストランが、目的地。
春から一人暮らしを始めた息子の様子を見に行くのだ。
我が家のひとり息子は、こつこつと大学で研究を続け、メーカーの研究職を仕事に選んだ。
「今度、母さんと父さんでこっち来てよ。
おいしいお店も見つけたんで」
息子からの提案を、有難く受けた。
――これは初任給で親に恩返しというやつかな、
もうセミが鳴いてるけど、と夫と笑った。
俺、車出そうか。 ――上機嫌で夫が切り出す。
仕事が忙しく、最近ゆっくり話す暇も無かった。
夫婦の時間も、おかげで作れるということか。
週末、息子の新しい町へ。
ガラス越しでも日差しは容赦ないので、二人で
ビオレの新製品を入念に塗っておいた。
その軽いこと! ホイップみたい!
蒸し暑い季節でも、快適に過ごせそうだ。
今のものって凄く進んでるね、と夫も満足そう。
若いころ二人で海やスキーへ行った。いろいろ懐かしい。
でも、これからもまた夫婦でどこへでも行けるね。
車は海に沿った国道へ出た。窓を開けると、夏の潮風が吹き込んだ。
すーっと軽やかな二人旅だった。
花王 作成センター

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◆さまざまな“ふうふの時間”を描いたストーリー。
まだ読んでいない方はこちらからぜひ。
【6月】
単身赴任の夫に。寝つきをよくする、めぐりズムのアイマスク。
『やわらかな時間へ』
【5月】
春、君が眠る前に。睡眠環境を整えるクイックルワイパー。
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【4月】
新年度を迎えた春。似た者同士のお悩みに、ビオレのディープクレイ洗顔。
『春がはじまる、洗面所』
【3月】
息子と2人で迎えた卒業式。ブローネのヘアマスカラでわたしも桜も満開に。
『卒業式の朝』
