【花王の挑戦】

未来のきれいな暮らしを守れるか

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「このまま世界の人口が増え続けると、当たり前だと思っていた私たちの毎日の“洗う”が、できなくなる日がくるかもしれない」
花王が決断したのは、世界が50年続けてきた「洗剤のつくり方」を変えること。アタックZEROに搭載されているサステナブル原料「バイオIOS」への挑戦と情熱をご紹介します。

INDEX

・サステナブル原料「バイオIOS」の開発
・次世代の想い
・花王の想い

サステナブル原料「バイオIOS」の開発

花王マテリアルサイエンス研究所グループリーダー　山脇さん

山脇：どうしたら次の世代に子どもたちに、きれいな暮らし、美しい自然を残していくことができるのか、解決するのが花王の使命だと思っています。それを実現するために世界が50年続けてきた、洗剤のつくり方を変える必要があると決断しました。

本来洗剤の原料になるのはアブラヤシの果実の種の部分で、果肉の部分は絞られ食用油になりますが。この絞り終えた部分は洗剤の原料には向いておらず、使い道が限られていました。この部分の利用が長年研究者にとって夢でした。それをクリアするために、分子構造を洗剤に適した形に変えることにしました、10年以上かかった挑戦でしたが成功することができたのです。

このバイオIOSはアタックZEROとして私たちの暮しへ。バイオIOSを搭載したアタックZEROは、アブラヤシの果実の利用部分が拡がったことで、これまでの濃縮洗剤と比べて果実の使用量は約半分で済む。
※2021年アタックZEROレギュラータイプトウルトラアタックNeo（2019年販売終了）での比較
※商品の改良等により果実の使用量は変更となる場合があります

山脇：バイオIOSの開発で洗剤の原料の幅が一気に広がりました。将来的にはアブラヤシにも頼らずに洗剤を作りたいと思っています。それがきっと子どもたちにこのきれいな暮らしを引き継ぐことにつながると思っています。