※花王公式noteより
花王「ビオレUV」は、日やけ対策が必須と言われるテニス競技者の中でもとくに、部活動や体育授業などで屋外にいる時間が長い高校生に向けて、『太陽と輝く、高校生テニスプロジェクト』を2024年春夏に展開。公益財団法人日本テニス協会、一般社団法人日本化粧品検定協会と共に、「日やけ対策」の習慣化を啓発しました。
なぜ今、3者がコラボレーションし、高校生に働きかけることになったのか?その意義とは?
「太陽と共にもっと笑顔で過ごせる社会へ」——。「ビオレUV」のブランドパーパスに使命を感じ、ひたむきにチャレンジを続けたスキンケア事業部の槌田敦子に、プロジェクトへの想いを聞きました。
INDEX
<プロフィール>
槌田敦子(つちだ・あつこ)
スキンケア事業部 ビオレUV担当
2016年入社。
リサーチ部門で衣料用洗剤・柔軟剤ブランドの調査を担当。その後、「ALBLANC」「SOFINA iP」など化粧品ブランドのマーケティング担当を経て、現職。
——『太陽と輝く、高校生テニスプロジェクト』は、日本テニス協会さん、日本化粧品検定協会さんとの協働です。なぜ、3者でスタートしたのでしょうか?
槌田:3者にそれぞれ課題があり、想いが重なったのがきっかけです。
花王「ビオレUV」は、『たいせつな肌を紫外線から守りながら、太陽のあたらしい楽しみ方をもっと広げ、笑顔にしたい』という想いのもと、2020年から日本テニス協会さんの公式スポンサーとして活動を続けてきました。テニスは、幼少から高齢者まで競技年齢層が厚く、“生涯スポーツ”として親しまれるスポーツですが、一方で、屋外で競技することが多いことや競技時間が長いことから、日やけ対策は必須なスポーツと言われています。その中でも、高校生は、部活動や体育授業などで屋外にいる時間が長く、「ビオレUV」として、高校生にアプローチできないかと考えていました。その想いを、日本テニス協会さんに投げかけたのが始まりです。
実は今、日本テニス協会さんは、“高校生のテニス離れ”という課題を抱えていらっしゃいます。全国の高校テニス部員数が、2018年と比べて3割も減少。実態調査で、その理由が男女問わず「日やけしたくないから」だとわかったそうです。誰もが紫外線ストレスから解放され、太陽と共に、笑顔で過ごせる社会をめざしている「ビオレUV」として、高校生が太陽の下で笑顔でテニスを楽しめるように、ぜひお役立ちしたいと思いました。
一方、日本化粧品検定協会さんが抱えていらしたのは、日やけ止めの使用率は高いけれど、正しい使い方ができている人は多くないのではないかという懸念です。今一度、高校生に対して、日やけ対策の大切さと、日やけ止めの正しい使い方を伝えていかなければならないという使命を感じていらっしゃるところでした。
——3者の想いが重なってスタートした今回のプロジェクト。高校生へのアプローチは、実際、どのように行ったのですか?
槌田:高校生に楽しく・すすんで「日やけ対策」を習慣化してもらうことが私たちのゴール。そこをめざして、①全国の高校テニス部員にサンプリング、②特設WEBサイト「UV検定ライト」公開、③テニス大会で「日やけ対策」の啓発イベントを行いました。
全国の高校テニス部員に日やけ止めを使う機会を提供するために、全国の高校テニス部2800校、部員総勢7.5万人に「光拡散UV(ビオレUV アクアリッチ ライトアップエッセンス)」のサンプル(15g)を一斉送付しました。光の拡散で肌に自然な透明感※が生まれ、「塗った瞬間からトーンアップ※し、肌がきれいに見える」と10代の皆さんの間で話題の商品です。
※メイクアップ効果
同封したリーフレットには、学校生活をエンジョイするために、どんなシーンで日やけ止めを塗るといいのかを紹介。高校生にとって気になる「制服の白いシャツに色移りせず使える」こともお伝えしました。少しでも楽しく読んでいただけるよう、アイコンキャラクターに「高校生でテニス部員」の設定であるうさぎを描き起こしたのもポイントです。
プロジェクトの第二弾として、日本化粧品検定協会さんのホームページに、紫外線や日やけ止めについて学習できる特設WEBサイト「UV検定ライト」を公開しました。
「UV検定」のライトバージョンで、日本化粧品検定協会さんの全面サポートのもと、高校生に知っておいてもらいたい内容を集めました。高校生が楽しく学んで気づきを得られるよう、漫画風でわかりやすく解説。日本化粧品検定協会さんのマスコットや、リーフレットのうさぎのキャラクターも登場するかわいらしい仕上がりです。
基礎知識を学んだあとは検定を受けていただき、合格者には「光拡散UV(ビオレUV アクアリッチ ライトアップエッセンス)」の現品(70g)が当たります。学校宛てに10本送付して、部内でシェアしていただく予定です。
日本化粧品検定協会 特設WEBサイト「UV検定ライト」
https://cosme-ken.org/uv_kentei/
関東ジュニア大会の予選会場で、1日ブースを設置し、「日やけ対策」の啓発イベントを開催。目に見えないUV膜を可視化させることができる花王独自の精密なUVカメラで、塗りムラや塗り忘れを確認し、正しい塗り方を学んでいただく機会を提供しました。
UVカメラを体験した高校生たちからは「UVカメラで見ると、塗る量が少なすぎることがわかってびっくりした。これからは、テニスをする前にもっと日やけ止め塗ろうと思う」「朝、塗ってきたのに、結構落ちていて衝撃。テニスで汗だくになってしまうので、しっかり塗り直したい」という声が聞かれました。
私もこのUVカメラを体験してから、自分の塗り癖を知り、日やけ止めとの向き合い方が変わりました。可視化すると後々まで深く印象に残り、行動変容につながるので、こうした体験はとても大事だと思っています。
——高校生に魅力的に伝えるために、多くの工夫をこらしたのですね。
槌田:3者が意見を出し合いながら、お互いの持っている知識や資産をかけ合わせて高校生にアプローチしたのが、今回のプロジェクトでした。
花王は10代の皆さんにインタビューをするなどして、日やけ止めの使用実態を把握していたため、何が高校生に響く訴求ポイントになるのかという点では、今回のプロジェクトで率先してお役立ちできたのではないかと思います。
一方、日本化粧品検定協会さんは、日やけ対策に関する膨大な知識の中から、高校生に「これだけは押さえておいてほしい」ポイントを要約し、楽しく学べる「UV検定ライト」に仕上げてくださいました。専門性が高く、花王だけではできないことだったと思います。
日本テニス協会さんには、全国2800もの高校にサンプルを届けることや、予選会場に啓発イベントのブースを設置することにご尽力いただきました。前例のない試みをしてくださったことに感謝しています。
——この大きなプロジェクトを成し遂げる原動力となったのは何ですか?
槌田:高校の部活動は、大人になっても記憶として残り、思い出深いもの。私も高校時代に吹奏楽部の活動に打ち込んだ経験があります。テニス部員には、日やけ止めを塗ることで日やけを防ぎ、思い切りプレーを楽しんでもらいたい。そういう意味で、私たち「ビオレUV」が皆さんにお役立ちできるのであれば光栄です。
——最後に、日やけ対策に対する想いと、これからの目標をお聞かせください。
槌田:今回のプロジェクトが、高校生のテニス部員はもちろん、保護者の方や過去にスポーツに打ち込んだ経験のある方にとっても、日やけ対策について考える機会になっていたらうれしいですね。今後は、野球部やサッカー部など、他の屋外スポーツにもプロジェクトを広げていきたいです。
人生100年時代。100年一緒に過ごす肌のため、自分らしく生きていくために——。紫外線ストレスから解放されて、太陽と共に、笑顔になる機会を増やす社会をめざして。これからも、そのお手伝いが、「ビオレUV」としてできればと願っています。
3者の想いが重なった今回のプロジェクト。根底にある“高校生を支えたい”という強い思いが印象的でした。日やけ対策を無理なくすすんで行い、紫外線を恐れず、テニスを存分に楽しむ高校生が増えることを願っています。
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